海水温変化による震源域想定の検証と次の震源域について(その27)

笑顔 毎度のお付き合いをありがとうございます。
さて、このシリーズも第27回目となりました。
(昨年末から毎週末に約5ヶ月半続いており、M4以上で1週間検証し 平均正解率は8割程です)
解説:[海水温度分布の平年差]の2週間の変化について、画像処理ソフトで差分を取り、
    次の震源域を想定します。(14日間の至近3日平均からその前11日平均を差し引く演算です)
    これまでの実績からは、温度変化の境界付近で温度低下側に震源が符合しております。
    また、実績から、温度変化の大きな海域も想定域としております。
  ★海上保安庁のデータに切り替えてから、正解率がグンと上がりました。
   ・図中に数字や境界線が入らないので、演算の邪魔にならないこと。
   ・瀬戸内海も表示できるので、より綿密な解析が出来ること。
   ・当日分まで反映されていること。 等々

以下は、先週6/2にご紹介した震源域想定に、その後1週間の実績をプロットしたものです。
水温20120601WA2
この間M4超の地震は31回、内14回が想定範囲でした。正解率45%でした。(完全に落第です)
この予想を始めてから、初の50%割れの惨たんたる成績です
予想から外れた17回は、4回が沖合深発、2回は内陸型、2回は遠洋型、
残る9回は水温の変化では読み取れなかった北海道~東北~南海の沿岸での発震でした。
今週は、震源が東北中心ながら、全国に発散しました。
また、関東内陸部のやや深い震源域での発震も顕著でした。
6/1茨城南部M5.2(D50km) 6/4群馬北部M4.1(D170km)
また、久々にM6超の6/6千葉県東方沖M6.3(D20km)もありました。

そして、次の震源域の想定は、以下の通りです。
(先週と比較すると、太平洋側の水温が急激に低下しいております)
水温20120608W
◆今週の注目は、
 強震度想定域が北海道東部にしか無い事です。
 これもまた、今までで初めての事です。
 私には、これらが全て、何か得体の知れない大きな変化の前兆の様な気がしてなりません。

では、また何か変化があれば、お知らせ致します。バイバイ


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