地震微動から見た日本の現在の状況(その2)
毎度のお付き合いをありがとうございます。
前回 5/7にご紹介した、
日本中に張り巡らされた地震観測網について、ほぼ1ヶ月経た 6/7現在の様子を確認してみました。
これは、F-net(広帯域地震観測網)による、Daily Spectral Plot(地震周波数成分)を確認した図ですが、
今回も、各地で地震の前兆現象と思われる超周期微振動(0.2Hz帯)が観測されております。
◆特に、伊豆諸島~茨城・栃木の観測値は、他に無い大きさで今後も継続監視が必要と考えます。
また、明らかに前回ご紹介した観測値より、微動の観測された地域は大きく広がっており、
フォッサマグナ(Fossa Magna/中央地溝帯)~北海道東部にまで及んでおります。
◆このデータの意味する処の解釈は、専門家でも難しいと思いますが、
残念ながら、良い方向に向かっていない事だけは言えると考えます。
また、何か変化があればお知らせ致します。