海水温変化による震源域想定の検証と次の震源域について(その38)
毎度のお付き合いをありがとうございます。
さて、このシリーズも第38回目となりました。
(昨年末から毎週末、約9ヶ月続いており、M4以上で1週間検証し 平均正解率は8割程です)
解説:[海水温度分布★の平年差]の2週間の変化について、画像処理ソフトで差分を取り、
次の震源域を想定します。(14日間の至近3日平均からその前11日平均を差し引く演算です)
これまでの実績からは、温度変化の境界付近で温度低下側に震源が符合しております。
また、実績から、温度変化の大きな海域も想定域としております。
★海上保安庁のデータに切り替えてから、正解率がグンと上がりました。
・図中に数字や境界線が入らないので、演算の邪魔にならないこと。
・瀬戸内海も表示できるので、より綿密な解析が出来ること。
・当日分まで反映されていること。 等々
以下は、先週8/17にご紹介した震源域想定に、その後1週間の実績をプロットしたものです。
この間M4超の地震は14回、その全てが想定範囲でした。正解率100%。(今週は大合格です)
そして、次の震源域の想定は、以下の通りです。
◆今週の注目は、
既に一月半も続く、北海道の内陸部を含む強震度想定域です。
他にも、西日本とフィリピン海プレートに沿って強震度想定域があります。
◆やはり、三陸沖のアウターライズ域では、
この数週間で水温の急上昇→急降下→急上昇と変化が激しい事から要注意です。
また、太平洋~東シナ海の広範囲で、先週とは逆の水温急降下があり、こちらも要注意です。
では、また何か変化があれば、お知らせ致します。