海水温変化による震源域想定の検証と次の震源域について(その50)

笑顔 毎度のお付き合いをありがとうございます。
さて、このシリーズも ついに第50回目を迎えました。
(昨年末から毎週末、約11ヶ月半続いており、M4以上で1週間検証し 平均正解率は8割程です)
解説:[海水温度分布の平年差]の2週間の変化について、画像処理ソフトで差分を取り、
    次の震源域を想定します。(14日間の至近3日平均からその前11日平均を差し引く演算です)
    これまでの実績からは、温度変化の境界付近で温度低下側に震源が符合しております。
    また、実績から、温度変化の大きな海域も想定域としております。
  ★既に8/22から北緯35度線から北の高温状態 (今までの経験則が全く通用しません)
   が約3ヶ月も継続
しており、
   これまでの演算方法だと、全く温度変化が抽出できず、正解率0%と惨敗を喫しました。
   試行錯誤の結果、何とか変化を抽出できたのが、8/21までの海水温データと8/22以降データ
   との差分を取る方法でした。今週もこの方法により演算しております。

以下は、先週11/9にご紹介した震源域想定に、その後1週間の実績をプロットしたものです。
水温20121109W11dA
この間 M4超の地震は16回、内15回が想定範囲内でした。正解率94%(上出来です)
はずれた1回は石川県内陸の超深発地震でした。
(この解析手法が一番の不得意とする地震です)
そして、上記の方法による次の震源域の想定は、以下の通りです。(使用データに注意)
やはり、先週とほぼ同じ想定となりました。
(全体に縮小方向です)
水温20121116W11d
◆今週も注目は、
 18週目に突入した、北海道の内陸部を含む強震度想定域です。

 三陸沖アウターライズも11週連続のランクイン。

 (どちらも数カ月前から前兆があり、もし発震したらM7超の震源になると見ております)
◆他にも、先週と同様に、宮城・茨城沿岸が強震度想定域です。
 (豊後水道の強震度想定域は、消滅しております)
では、また何か変化があれば、お知らせ致します。バイバイ


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