海水温変化による震源域想定の検証と次の震源域について(その57)

笑顔 毎度のお付き合いをありがとうございます。
さて、このシリーズも 第57回目を迎えました。
(昨年末から毎週末、1年以上続いており、M4以上で1週間検証し 平均正解率は8割程です)
解説:[海水温度分布の平年差]の2週間の変化について、画像処理ソフトで差分を取り、
    次の震源域を想定します。(14日間の至近3日平均からその前11日平均を差し引く演算です)
    これまでの実績からは、温度変化の境界付近で温度低下側に震源が符合しております。
    また、実績から、温度変化の大きな海域も想定域としております。
  ★この演算には、以下の理由から海上保安庁のデータを使用しております。
   ・図中に数字や境界線が入らないので、演算の邪魔にならないこと。
   ・瀬戸内海も表示できるので、より綿密な解析が出来ること。
   ・当日分まで反映されていること。 等々

以下は、先週12/29にご紹介した震源域想定に、その後1週間の実績をプロットしたものです。
水温20121229WA
この間 M4超の地震は23回、その全てが想定範囲内でした。正解率100%(上出来です)
ただ、先週は日本を覆い尽くすほどの想定域たったので100%も当たり前ですね。
そして、次の震源域の想定は、以下の通りです。
先週と比較して、また更に全国的に水温が上昇しております。

この解析を始めて1年以上ですが、こんな凄い状態は初めてです。
水温20130105W
◆今週の強震度想定域は、
 17週目に突入した、三陸沖アウターライズ。
(更に東に拡大)

 (ここは数カ月の前兆があり、遂に12/7にM7超が発生し、次はM8超が危惧されます)
 また、3週目となった北九州西部(縮小)、東南海沖(伊豆諸島寄りに拡大)
 更に、2週目となった新潟、能登は拡大方向。
 再び、関東(首都圏)、伊勢湾、山陰、青森、北海道の東と西にも強震度想定域が出現しました。

 ★日向灘、四国海盆の強震度想定域は消滅しました。
 今週も全体的に、強震度想定域が日本を取り囲むようにに点在しております。

解説:強震度想定域とは、
   海水温が急激に上昇した範囲で、過去の実績からM5超発震の可能性がある事を意味します。

では、また何か変化があれば、お知らせ致します。バイバイ


3 comments

  • SECRET: 1
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    こんばんわ、私も津波を気になっていたのですが先ほどYahooでこのニュース見かけました>>>http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130105-00000699-yom-soci

  • SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    おっしゃる通り、アラスカ沖で、M7.7の地震が起きてしまいましたね。
    日本は大丈夫でしょうか…。

  • SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    わをんさま
    > 日本は大丈夫でしょうか…。
    やはり、そこですよね。
    実は、USGSの記録から見ると、M5超30h停止の次のM7超発震は、最短で3日ですが、
    今回は、翌日という異常な早さで、私の予想より遥かに早い対応でした。
    然るに、リスク側を考えれば、当然にもう一度、世界のどこかでM7超の可能性を考慮
    すべきだと、私は思います。
    そして、繰り返しますが、その20%は日本国内で起きています。
    決して不安を煽るつもりではありません。
    ただ、その様な事態にも、是非備えて戴きたいと、これは私からのお願いです。
    BOPPO

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA