関東直下型地震での湾岸周辺震度と将来リスクについて
ツイートでは既にご紹介しておりますが、
◆本日3/8 7:19東京都M3.7/D37.3km(Hi-net)震度2は、ご覧の様に計算震度と一致するが、
気象庁の震度分布を見ると震央よりも湾岸部側に震度2の地域が偏在している。
◆そして、19:53埼玉直下M3.8/D46.4km(Hi-net)震度2は、計算震度と一致するが、
気象庁の震度分布を見ると震央から完全に外れた湾岸部に震度2が偏在している。
◆この2つの震度2の範囲がほぼ同じであることは、湾岸周辺の地盤の脆弱さを表しているのだろう。
◆更に以下は、そう遠くない将来考え得る、主な震源規模を過去の震災と照らし計算した図
最大リスクは、東南海M9,伊豆小笠原M9,関東M8が妥当と出た。
◆仮に、今朝の震源でM8の場合の震度を計算すると、最大震度6弱となる。
当然に、本日震度2だった範囲が、震度6弱になるものと考えられる。
◆ここでの計算例は、現在考え得る最大リスクをご紹介しております。
発震がいつになるかを現段階でお答え出来ませんが、少なくとも以前ご紹介の記事
2012/3/4「首都圏でM7が発生する確率についての個人的検証」から見ると、
M7は10年、M8は20年オーダースパンで発生するものと考えております。