【警戒】三陸沖M6の余震データにGR則を適用した今後の想定(その1)

◆これは、今朝 4/2 3.53 三陸沖M6.1震度3 の余震データにGR則(グーテンベルグ・リヒター則)
 を適用して得られた計算結果から、今後起こり得る最大リスク】をご提示するものです。
 したがいまして、必ず起こる性質のものでは無く、起こる可能性のある事象を示唆するものであり、
 ご覧の皆さまには、危機管理情報】として、ご覧戴きたいと思います。
 (※まだ余震データがN=27と少なく、大きな誤差を含む事もご承知おき下さい)
◆まずは、今朝から現在までの発震状況と、プロットです。
 ご覧の様に、現在まで全く衰える様子も無く、しばらくはM5級の余震が続くものと考えます。
 また、余震域を断層面積として考えて、宇津則から本震の想定規模はM8超と推察されます。
震度の予測444a
◆そして、GR則プロットと時系列で表したM8の累積発生確率曲線です。
 ご覧のように、4/4(木)午後には発生確率50%、4/5(金)昼には90%超と、かなりの逼迫度。
震度の予測444b
以下は、至近1年でのM6超発震と前震の関係を、現在の発震状況に当てたものです。
 ご覧の様に、3/27宮城沖M3.7を前震と考えた場合の本震をM5.2~5.8が3/30~3/31とした想定に対し、
 実際に3/31宮城県沖M5.3震度4が発生しております。
 そして、今朝のM6.1を前震と考えれば
 同様にして、本震規模は最大M8.2で4/4~4/6に発生と、GR則の計算とも良く一致しております。
 ただし、この表には例外もあるので、確率的には4/7=57%であると考えられます。
震度の予測444c
◆以下は、実際に想定震源域でM8が発生した場合の予想される震度と津波高です。
津波高の計算は[東京大学リンク内の津波高の予測]を利用しています。
震度の予測444d
今はただ、皆さまに最大限の備えをお願いし(食料等の備蓄、緊急時の連絡方法や集合場所の確認など)
私は、この想定が外れる事を祈り続けます。


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