GR則によるM7累積確率50%期間(M6も追加)

最近の発震データから、久々にGR則(※)によるM7発生時期の推定をしてみようと思い立ち、
「気象庁一元化処理 震源リスト」について、震災前後のデータを比較しデータ解析しました。
・結果的に、2011年の震災前後では、発震傾向が大きく異なるため、至近約2年間のデータ
を採用することとしました。
(※)GR則/グーテンベルグ・リヒターの法則として広く知られており、
全ての離散的事象の発生頻度は、両軸対数グラフで直線近似が出来る、というものです。
全国の震源域を11ブロックに別け、それぞれの範囲内での発震実績をデータ処理して
M7発生時期の平均値(累積確率50%値)を試算したのが以下の図です。

やはり、東日本は軒並み4~5年で、西日本は豊後水道だけ4年という結果でした。
また、各ブロックの面積比から見れば、「関東」が断トツの1位でした。
GR201411M7.jpg
M6発生時期の平均値(累積確率50%値)も試算しました。
東日本は軒並み1年前後、西日本は[H]紀伊水道だけ2年でした。
GR201411M6.jpg
◆以下、各ブロック毎のプロットデータです。
GR201411A.jpg

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