地震発生率の月齢相関について

◆地球は、常に月と太陽から潮汐力を受け続けています。
潮汐力は、潮の満ち干(海水)だけでなく、地球自体も直径で最大30~40cmほど
塑性変形を受けており、これが毎日2回(上下弦月の時には4回)繰り返されます。
したがって、潮汐力の方向と断層方向とが一致すれば、十分に地震のトリガー
(最後のひと押し)になり得ると考えます。

◆以下は、気象庁90年DBから相関実績をとったものです。
月齢相関1926a

月齢相関2000a

◆1926年からの全データと2000年以降で共通するのは、
 月齢6~9、23~24で有意に発震が多いことです。

※両統計とも上位10%区間を有意差有りと判定しました

いわゆる、上弦と下弦の月の時に地震が発生し易いという結果です。
これは、潮汐力の変化が毎日4回ある事が大いに関係あると考えます。

◆以下のグラフは、月齢で変化する潮汐力の様子です
月齢相関d1
月齢相関d2


2 comments

  • イナダニ

    貴重な見解ありがとうございます‼
    明日から要注意ですね。
    先日は、変わった虹の出現や、まっかに染まった夕焼けが観測されましたし。
    26日の上弦の日は気を付けたいと思います‼

  • 鈴木 修

    直下型地震と海底を震源とする地震と分けて統計すれば、何かわかるかも。
    熊本地震は上弦の月でした。
    阪神淡路大震災は満月でしたね。
    東日本大震災は上弦の月-2日でした。

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