環太平洋における地震連鎖

◆1/24アラスカM7.1/D128kmの深発地震が発生しました
この影響で、環太平洋の西側で1週間以内に誘発地震があると考えました
USGS370a

◆1/31カムチャッカM7.2/D161kmの深発地震が発生しました(1/31 12:25JST)
予測期間のちょうど1週間後ですね(予想範囲よりかなり北でしたが)
USGS371a

◆カムチャッカM7.2の地震波は、約2000km離れた日本でも明瞭に観測されています
以下はHi-net観測網の北~南100観測点の地震波を並べたもので100トレースと言います
ご覧の様に、北海道で約3分後~九州で約6分後にP波が到達しています(速度は約11km/s)
2016013012

◆強震モニターの様子を40倍速で再生すると、地震波が日本縦断している様子が良く判ります
12:28頃にP波、12:31頃にS波が北海道に到達していますが、注目いただきたいのは、
S波が関東を通過した直後に「茨城北部」で地震が発生しているところです
これは【誘発地震】を捉えた貴重な観測データです
201601301228

◆茨城北部では、1/31 12:34 M3.9/D60km 最大震度2を観測しています
USGS371a2

◆これは1週間以内に観測されたM4+発震です
環太平洋(太平洋プレート)の西と南でM4+発震が多く観測されています
日本周辺の発震が少ないのが気になります
そろそろM5~M6の発生時期が近いのかも知れません
USGS370b


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