十勝M6.5余震からGR則でM8.5の発生時期を試算
◆釧路沖M8超地震の発生時期について、ご質問がありましたので
いつものGR則を当ててみました。
◆さて、余震データですが、現在までにM2.5以上が105回発生しております。
◆まずは、Hi-netデータ(2/2~2/7の5日間)の震源とプロットをご覧ください。
ご覧のように、少しずつ余震間隔は広がっていますが、依然として余震活動は続いております。
◆そして、この余震データをGR則に当てた試算です。
結論は、それでも確率50%が新学期の頃、また、確率84~98%がGW以降と、
発生まで数か月単位です。
USGS(アメリカ地質調査所)のデータによれば、過去40年間におけるM8.5超の地震は6回で、
平均6.7年に1回の頻度です。
今回の試算では、2σの97.7%が116日なので、6.7回/(116/365)≒約21倍の発生確率。
更には、全世界のM5超発震の約20%が国内での発震であることを考慮すれば、その発生確率は
平常時の約100倍とも考えられます。これは正に異常値です。
「天災は忘れた頃にやってくる」
願わくば、この計算が外れる事を祈ります。