中国西部でM5.4直下型地震発生!

速報には少し遅いですが。
昨晩 6/1 21:32(JST)中国西部でM5.4(D=10km)の直下型地震が発生しました。
現在までに、USGSによるメリカル震度の発表はありません。
なお、震央は山中ですが、
70km東には中国最西端の町、新疆(しんきょう)ウイグル自治区の喀什(カシュガル)地区があり、
何と高層マンションも建ち並ぶ人口35万人の大都市です。
USGS87.jpg
私の知る限りでは、一番情報の早い下記のリンクでは、被害の報告は無いようです。
ソース元 [earthquake report in the World/世界の地震情報]
私の考案した簡易震度計算では、
S=Log10(10^(1.5*M5.4)/(70km/5)^2)/1.5 = 3.87 は、日本の震度4に相当
したがって、被害は限定的と考えられます。
◆ここ最近、世界的に何年、何十年振りに地震が発生する震源域が増えている印象があります。
 磁気嵐によるエネルギーは必ずどこかに歪みとして蓄積され、ずっとトリガーを待っています。
この後、大きな余震が来ない事を祈ります。
I pray for all the worlds.

南極で地震って?

今日(昨日6/1)のUSGS地震データを見ると、6/1 14:07(JST)M5.6南極での発震がありました。
USGS86.jpg
どうも、南極と地震が私の感覚的に違和感があったので、調べてみました。
USGSの1973年以降で南極圏のM5.5超地震は、全部で14回。
1 1973/04/25 M5.7
2 1977/02/05 M6.2
3 1980/12/09 M5.6
4 1981/11/15 M6.0
5 1992/06/09 M5.6
6 1993/05/31 M5.5
7 1997/09/23 M5.8
8 1998/09/09 M5.8
9 2004/03/09 M5.9
10 2004/07/16 M6.2
11 2006/01/26 M5.6
12 2007/11/04 M5.7
13 2010/05/25 M5.5
14 2012/06/01 M5.6
USGS85.jpg
平均すると、約3年に一回の頻度ですが、2004年以降は、ほぼ毎年の頻度。
更に、南極大陸内での発震に限れば、
過去39年間でたったの2回のみ、2007/11/4M5.7以来、4年半振りでした。

こんな処でも異常値があったのですね。
おっと、気がつけば、もうこんな時間。
では、お休みなさい。

海水温変化による震源域想定の検証と次の震源域について(その26)

今日は、仕事の関係で更新が遅くなってしまいました。
さて、このシリーズも第26回目となりました。
(昨年末から毎週末に約5ヶ月半続いており、M4以上で1週間検証し 平均正解率は8割程です)
解説:[海水温度分布の平年差]の2週間の変化について、画像処理ソフトで差分を取り、
    次の震源域を想定します。(14日間の至近3日平均からその前11日平均を差し引く演算です)
    これまでの実績からは、温度変化の境界付近で温度低下側に震源が符合しております。
    また、実績から、温度変化の大きな海域も想定域としております。
  ★海上保安庁のデータに切り替えてから、正解率がグンと上がりました。
   ・図中に数字や境界線が入らないので、演算の邪魔にならないこと。
   ・瀬戸内海も表示できるので、より綿密な解析が出来ること。
   ・当日分まで反映されていること。 等々

以下は、先週5/26にご紹介した震源域想定に、その後1週間の実績をプロットしたものです。
水温20120525WA
この間M4超の地震は24回、内15回が想定範囲でした。正解率63%でした。(今週は赤点です)
予想から外れた9回は、
4回が沖合深発、3回は三陸沖(アウターライズ)、2回は秋田・北海道南東沖でチェック漏れでした。
今週も、三陸沖の発震が続きました(N=11/24=46%が三陸沖)
また、関東内陸部のやや深い震源域での発震も顕著でした。
5/29千葉県北西部M5.2(D80km)、6/1茨城県南部M5.2(D50km)

そして、次の震源域の想定は、以下の通りです。
(先週と比較すると、福島沖、東南海~瀬戸内海の水温が急激に上昇しいております)
水温20120601W
◆今週の注目は、
北海道東部、福島沖、東南海~瀬戸内海の強震度想定域です。
特に、東南海~瀬戸内海の急激な水温上昇については、
5/29「[緊急情報] 海水温変化による次の震源域想定(至近データ)」でもお知らせしましたが、
既に4日前から変化が顕著であることから要注意です。
注意
九州天草は消滅。伊勢湾・紀伊水道は2週間連続のランクインです
(遠洋の低温域境界も震源候補ですが、全体が見難くなるため、あえて書き込みはしておりません)
◆福島~房総~伊豆にかけては、先週に引き続き、境界域が続いており、
 M4クラス発震の可能性が残ります。北海道の北部・南部、関西、日向灘も同様と考えます。

では、また何か変化があれば、お知らせ致します。バイバイ

予測ABロジックの延長線上にあるもの (試算)

皆さま、お早うございます。
ツイートでもお知らせしましたが、
昨晩の「魔のくぼみ」は大きな発震が無く安堵しました。
一方で、内陸部(埼玉)のM4近い発震が気になります。

以下は予測ABロジックの現在です。
予測BはM9余震域のみでリセットさせております。
そのまま延長すると、6/27にAB差0.5となり元旦と同条件
(元旦は、鳥島近海でM7の深発地震がありました)
想定される規模はM7.5です。
震度の予測210

余震はいつまで続くのか?その332(磁気嵐スパイラル12)

そろそろ休もうかと思っておりましたが、念のためHAARPを見ると、
本日20:00(JST)から3hの地磁気反応がありました。現在の地磁気は [HAARP観測値] から確認を。
磁気嵐解析488
磁気嵐の起因としては、NASAのシミュレーションから、5/27C3.1CMEによるものと考えます。
磁気嵐解析489
以下、磁気嵐ロジック計算結果です。 ◆早速、今夜から要注意です。
磁気嵐解析490
ご覧のように、「ピーク」は無し、「魔のくぼみ」は1回、そして「急変点」は5回あります。
そして、磁気嵐の影響は6/2夕方まで残ることになります。
これに基づき、予測表を更新します。
皆さまに於かれましては、引き続き今一段の警戒をよろしくお願い致します。
現在の日本の状況は、また、いつM6クラスが発生しても不思議ではありません。
(注)上下2段で一日分の予測時刻を表していますので、上下で順不同の場合があります
A 浦河沖、宮城沖、福島沖、千葉東方沖、駿河湾、広島北部、奄美大島
B 三陸沖、福島沖、茨城沖、千葉東方沖、奄美大島
C 秋田内陸、宮城沖、福島内陸、福島沖、茨城北部、和歌山北部
D 三陸沖、岩手沖、宮城沖、福島沖、茨城北部、茨城内陸、茨城沖、千葉東方沖
(A月出6h-)(B月出3h-)(C月出)(D南中3h-)
下 (A南中) (B南中3h+)(C月入)(D月入3h+)
△ 5/31(木)07:01 10:00 12:59 15:44
-----18:43 21:42 –:– 02:42

△ 6/ 1(金)08:27 11:26 14:25 16:54
-----19:53 22:52 00:34 03:32

☆ 6/ 2(土)09:54 12:52 15:51 18:07
-----21:06 –:– 01:29 04:28
凡例:月齢相関に基づく記号
 ★ 特異日(確率3倍超)
 ☆ 注意日(確率2倍超)
 ◇ 予備日(平均確率)
 △ 平均以下の日
凡例:文字色の意味
  元々は過去35年間分について磁気嵐によるM6超クラスの発生確率を調査したものですが、
  その後の実績との比較により、ほぼ以下の相関関係が確認できましたので表記に採用しました。
青字は、確率15%以上を表わし、M5クラス発生の可能性があります
緑字は、確率20%以上を表わし、M5~6発生の可能性があります
紫字は、確率30%以上を表わし、M6クラス発生の可能性があります
赤字は、確率40%以上を表わし、M7クラス発生の可能性があります
◆黒太字は「魔のくぼみ」、青太字は「急変点」で要注意時間帯を表わします。
※予測誤差は±60分で、全有感地震の約70%以上が符合しております。
毎度で恐縮です、繰り返しになりますが、
くれぐれも、皆さまには、特に就寝環境(※)の再確認をよろしくお願い致します。
(※近くに落下物が無いないか、照明類を手の届く範囲に置くなど)
国内での有感地震が既に17時間も停まったまま。不気味です。
 磁気嵐による地殻歪みは、必ずどこかに蓄積され、今もトリガーを待っています。

私に出来るのは、この後の災害が最小限になるよう祈る事のみです。
I pray for all the worlds.

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