海水温変化による震源想定域と気象衛星画像解析の比較について

笑顔 毎度のお付き合いをありがとうございます。
既に何かしらの違和感を感じている読者も居ると思いますが、
この2日間の有感地震が、昨日6回、本日7回と、
磁気嵐ロジックから見た発震リスクや体感者の感じている危機感とは、
あまりに かけ離れた状況が続いております。

その一方で、海外では、
当ブログでもご紹介のように、M6~M8級が立て続けに発生しております。

4/11 スマトラM8.6,M8.2
4/12 メキシコM6.9 カリフォルニアM6.9,M6.2
4/14 南 極 海M6.2
4/15 バヌアツM6.5 スマトラM6.2
4/17 南米チリM6.7 パ プ アM6.8
4/18 南 極 海M6.2
4/21 スマトラM6.1 パ プ アM6.6

これは、前にもご紹介しました。 USGSで調べれば直ぐに判る事ですが、
全世界の約20%の地震が、この狭い日本周辺で発生しております。
然るに、
4/11~本日4/21の11日間で、上記のように13回ものM6~M8級の発震があれば、
確率的に、3回弱が4日に1回ペースで、この日本で起きても不思議では無いのですが、
実際は、この間にM6超の地震はありませんでした。 (3/27岩手沖M6.4が最後です)
考えれば考えるほど、実に、異様な静けさなのです。
さて、前置きが長くなりましたが、
この様な状況下で想定される、次の震源域で一番リスクが高い箇所は、どこなのか?
私の出した結論が、以下の図になります。
Diff20120420W-0420D-0421D.jpg
左の図は、昨日「海水温変化による震源域想定の検証と次の震源域について(その20)」でご紹介した、
今後1週間の想定震源域の関東周辺の拡大図です。
右の2つは、以前解析していた気象衛星画像の加算処理によるものをカラー化して見易くしたもので、
昨日と今日の雲の定在波の状態です。 (2日間も同じ状態が続いております)
当然に断定は出来ませんが、これらの図から、次は房総沖~東南海沖が怪しい印象を受けました。
(この判断には、全国をくまなく観察しております)
ご承知のこととは思いますが、ここでの結論は、その可能性を示唆しているだけですので、
参考程度に受け止めて下さい。
ともかくも、この後の大きな発震が出来るだけ被害の出ない形になる事を祈ります。
I pray for all the worlds.

では、本日は、これにて失礼いたします。バイバイ

パプアでM6.6の直下型地震発生!

速報には遅いですが。
本日 4/21 10:16(JST)パプアでM6.6(D=16km)の直下型地震が発生しました。
USGSによると、人口53,000人がメリカル震度6の揺れに襲われたようです。
USGS74.jpg
私の知る限りでは、一番情報の早い下記のリンクでも、詳しい被害情報はまだありません。
ソース元 [earthquake report in the World/世界の地震情報]
私の考案した簡易震度計算では、
S=Log10(10^(1.5*M6.6)/(16km/5)^2)/1.5 = 5.93 は、日本の震度6強に相当します。
かなりの被害が予想されます。
ちょうど、本日の予測表で「魔のくぼみ」に該当する時間帯での発震でした。
この後、大きな余震が来ない事と、死傷者の出ない事を祈ります。
I pray for all the worlds.

スマトラでM6.1の地震発生!

速報です。
先ほど 4/21 8:14(JST)スマトラでM6.1(D=34km)の地震が発生しました。
USGSによると、最大でも人口37,000人がメリカル震度3の揺れを感じた程度で済んだようです。
USGS73.jpg
この地震、4/11スマトラM8.6の余震と考えられますが、M5級の前震が半日前からが4回発生し、
先の震源域より更に西側の震源域に移っていることから、誘発地震も含めて、しばらく要注意です。
私の考案した簡易震度計算からは、沿岸から約300km離れていることから、
S=Log10(10^(1.5*M6.1)/(300km/5)^2)/1.5 = 3.73 は、日本の震度4に相当します。
したがって、被害は限定的と予想されます。
現在、磁気嵐ロジック50%超であり、多くの体感者が危機感を感じているにも関わらず、
 これに対応する発震がしばらくありません。 この静けさが、かえって不気味です。
 ともかくも、この後の大きな発震が出来るだけ被害の出ない形になる事を祈ります。

I pray for all the worlds.

余震はいつまで続くのか?その314(磁気嵐スパイラル103)

今日も、何とか記事が書けました。 この記事をアップしたら速攻で寝る事にします。
それにしても、毎日、次々と磁気嵐が続くものです。
本当に、そろそろ横綱が登場しそうなので、勘弁してほしいものですが、
[NASA:惑星間の太陽風シミュレーション] によると、まだまだ後が続く予測が出ております。
磁気嵐解析420
さて、
本日もコロナホール起因と見られる地磁気反応が、4/20 14;00(JST)からありました。
現在の地磁気は [HAARP観測値] から確認できます。
磁気嵐解析418
以下、磁気嵐ロジック計算結果です。 明日まで50%台が続きます。
磁気嵐解析419
ご覧のように、「ピーク」が3回、「魔のくぼみ」は6回、 そして「急変点」が8回もあります。
そして、磁気嵐の影響は4/27昼頃まで残ることになります。
これに基づき、予測表を更新します。
皆さまに於かれましては、引き続き今一段の警戒をよろしくお願い致します。
現在の日本の状況は、また、いつM6クラスが発生しても不思議ではありません。
(注)上下2段で一日分の予測時刻を表していますので、上下で順不同の場合があります
A 浦河沖、宮城沖、福島沖、千葉東方沖、駿河湾、広島北部、奄美大島
B 三陸沖、福島沖、茨城沖、千葉東方沖、奄美大島
C 秋田内陸、宮城沖、福島内陸、福島沖、茨城北部、和歌山北部
D 三陸沖、岩手沖、宮城沖、福島沖、茨城北部、茨城内陸、茨城沖、千葉東方沖
(A月出6h-)(B月出3h-)(C月出)(D南中3h-)
下 (A南中) (B南中3h+)(C月入)(D月入3h+)
◇ 4/20(金)22:17 01:04 04:03 07:39
-----10:38 13:37 17:20 20:18

△ 4/21(土)22:54 01:17 04:17 08:08
-----11:08 14:09 18:05 21:05

△ 4/22(日)23:14 01:54 04:54 08:56
-----11:56 14:56 19:03 22:03

△ 4/23(月)23:40 02:14 05:14 09:25
-----12:26 15:26 19:41 22:41

△ 4/24(火)–:– 02:40 05:41 09:59
-----12:59
 15:59 20:19 23:20
△ 4/25(水)00:12 03:12 06:13 10:34
-----13:34 16:34 20:54 23:54

△ 4/26(木)00:47 03:48 06:48 11:08
-----14:08 17:09 21:27 –:–

△ 4/27(金)01:29 04:30 07:30 11:45
-----14:46 17:46 23:27 00:27
凡例:月齢相関に基づく記号
 ★ 特異日(確率3倍超)
 ☆ 注意日(確率2倍超)
 ◇ 予備日(平均確率)
 △ 平均以下の日
凡例:文字色の意味
  元々は過去35年間分について磁気嵐によるM6超クラスの発生確率を調査したものですが、
  その後の実績との比較により、ほぼ以下の相関関係が確認できましたので表記に採用しました。
青字は、確率15%以上を表わし、M5クラス発生の可能性があります
緑字は、確率20%以上を表わし、M5~6発生の可能性があります
紫字は、確率30%以上を表わし、M6クラス発生の可能性があります
赤字は、確率40%以上を表わし、M7クラス発生の可能性があります
◆黒太字は「魔のくぼみ」、青太字は「急変点」で要注意時間帯を表わします。
※予測誤差は±60分で、全有感地震の約70%以上が符合しております。
毎度で恐縮です、繰り返しになりますが、
くれぐれも、皆さまには、特に就寝環境(※)の再確認をよろしくお願い致します。
(※近くに落下物が無いないか、照明類を手の届く範囲に置くなど)
ご覧のように、来週後半まで、リスキーな1週間となりそうです。
◆これに加えて、先にお知らせしたように、予測ABロジックの曲線X3からは、
 発震誤差3日 ±M0.3として、4/23までにM6.2~M6.8を想定してます。

では、おやすみなさい。バイバイ

海水温変化による震源域想定の検証と次の震源域について(その20)

笑顔 毎度のお付き合いをありがとうございます。
さて、このシリーズも第20回目になりました。
(昨年から毎週末に約4ヶ月続いており、M4以上で1週間検証し 最近の正解率は8割超です)
解説:[海水温度分布の平年差]の2週間の変化について、画像処理ソフトで差分を取り、
    次の震源域を想定します。(14日間の至近3日平均からその前11日平均を差し引く演算です)
    これまでの実績からは、温度変化の境界付近で温度低下側に震源が符合しております。
    また、実績から、温度変化の大きな海域も想定域としております。
  ★海上保安庁のデータに切り替えてから、正解率がグンと上がりました。
   ・図中に数字や境界線が入らないので、演算の邪魔にならないこと。
   ・瀬戸内海も表示できるので、より綿密な解析が出来ること。
   ・当日分まで反映されていること。 等々

以下は、先週4/6にご紹介した震源域想定に、その後1週間の実績をプロットしたものです。
温度低下20120413WA
この間M4超の地震は計45回、内39回が想定範囲に入っておりました。正解率88%でした
予想から外れた6回は、主に遠洋の地震で、良く見れば私のチェック漏れでした。
◆やはり地震の多い週でした。 先週29回から8割増で、特に福島沖15回は3割を占めます。
◆このところ、正解率がほぼ9割と好調です。
そして、次の震源域の想定は、以下の通りです。
ここ数日で日本周辺の水温が急激に上昇しており、要注意箇所が増えております。
(先週の様子と比較すると、格段に赤の高温域が増えているのが判ると思います)
温度低下20120420W
今週も、強震度想定域が 北海道~九州・沖縄のほぼ日本全域に点在しています。注意
◆今週は 北海道南西部、東北太平洋側、房総~東海、
 そして、佐渡周辺、四国・九州の広範囲に内陸部を含む強震度想定域があります。

(遠洋の低温域境界も震源候補ですが、全体が見難くなるため、あえて書き込みはしておりません)
では、また何か変化があれば、お知らせ致します。バイバイ

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