日本が避けて通れないであろう厳しい現実

原発関連の記事をしばらく書いていなかったのですが、本日は少しだけ
お付き合いください。

今更、言うまでもありませんが、
福島第一事故の約25年前、1986年4月26日チェルノブイリ原発事故がありました。

事故当時は、テレビや新聞が情報源のほぼ全ての時代でした。
私も毎日、事態の行く末を案じながら、ニュースにかじりついて見ておりました。
そう、もう25年も前の事なんです。
チェルノブイリ直近のベラルーシでは、
それだけの長い時間をかけて放射能に対する規制値が決められました。

特に厳しいのが、毎日飲食する「水10Bq/kg」と「パン40Bq/kg」です。
また、小児用食品は全て「37Bq/kg」となっています。
チェルノブイリの地元ウクライナに至っては「水2Bq/kg」「パン20Bq/kg」です。
一方 日本では、
4月から少し厳し目の値になったものの「一般食品100Bq/kg」は上記の比では無く、
「乳児用食品50Bq/kg」も中途半端な規制値。

それでも、ベラルーシでは、
以下のグラフに示すように、原発事故以来、確実に人口が減り続けているのです。

ベラルーシ人口
更に、周辺各国の推移です。
周辺国の人口
以下は、これらの周辺国を平均して、日本の今後の人口推移を試算したものです。
日本の人口1
これは、いわば一番楽観論的な試算になります。
何故なら、放射能の規制値が、ベラルーシ・ウクライナから数倍も緩いからです。

以下は、放射能の規制値の比率で、厳し目に見た日本の今後の人口推移試算です。
日本の人口2
実に、今後25年間で、日本の人口の約3割が失われる、大変ショッキングな結果です。
一番酷い2026年には、1年間で約270万人が犠牲となります。

また、今から6年後の2018年から急変する事も分かります。
日本の人口5
この記事で、ご気分を害された方がいらしたら、申し訳ありません。
ただ私は、25年前の教訓を活かそうとしない、現在の「日本政府の姿勢」に悪意すら感じるのです。

「おそらく、本当に起こる事だと感じております」
我が家では、口に入る食品は出来る限り放射能検査済みのものを選び、内部被爆を避けております。
全ては大切な家族のため、少しでも安全な食品をと考えるのは、親として至極当然の事だと思います。

申し訳ありませんが、私は「食べて応援」と「全国被爆拡散の瓦礫処理」は賛成出来かねます。
現在ロシアでは、0.28μSv/h以上の地域を居住不適として、半径180km圏を廃村にしています。
福一から180km圏は、銚子市・取手市・足利市・魚沼市・新潟市・新庄市・気仙沼市です。

F1-180km.jpg
「これが、日本で数年後に始まるであろう現実なんだと思います」
「2018年になれば、これが本当か筆者の杞憂なのか嫌でも分かります」

関東の放射能汚染マップ

毎度のお付き合いをありがとうございます。
福一原発からの放射能汚染は、我々が思っている以上に深刻なようです。
以下の汚染マップは、
各自治体が測定した土壌からの放射線データについて、群馬大の早川由紀夫教授(火山学)
google mapにプロットしたものに、私が同心円などを追記したものです。
(注)2013/9/13現在 プロット数が11万を超えているため、表示まで数分かかる場合があります
関東放射能汚染マップ.jpg
皆さまも、見てすぐに気付くと思いますが、
避難区域の大きさを遥かに超えて広がる、放射能汚染のあまりに大きいこと。
私も正直、これを見たときに愕然としてしまいました。
そして、次に見えてくるのは、
福島県中通りから栃木日光連山を通り、群馬県までの山沿いに広がる汚染地域
それから、関東平野部に出来たホットスポット
この地域は、ちょうど海風と山風がぶつかり、雲を形成して雨を降らせる地域。
どちらも、遥か200kmも遠方まで、いとも簡単に死の灰が到達しています。
そして、
それらは我々一般人の許容値とされている、年間線量1mSvを一桁上回るレベルなのです。
同心円の200km地点でも見られる、”明るい水色”でさえ年間線量で5mSvなのです。
これは冗談でなく、放射線管理区域のレベルですよ。
(参考/管理区域の設定基準:実効線量が3ヶ月あたり1.3mSv→1.3/3×12=5.2mSv/年)
また、100km近辺にある”黄緑”は年間線量10mSv、そして福島市内の”黄色”に至っては、
年間線量20mSvと信じられないほど高レベル線量なのです。
こんな環境下に、乳幼児や妊産婦、小さい子供を放置していること自体、国による犯罪行為です
きっと、近い将来、数多くの放射線汚染による訴訟が起こることでしょう。
そして、
罪もない命は、見るも無残な容姿となり、日本という国を一生怨むことになるでしょう。
いつまでも、隠し通せるはずのない状況を、
政府はいつまで、我々国民をだまして、伏せているつもりなのでしょうか。。。
では、また。

日本の放射能汚染マップ(嘘の上塗り)

毎度のお付き合いをありがとうございます。
6/19のブログに「関東の放射能汚染マップ」と題して、群馬大の早川由紀夫教授(火山学)が
各自治体の測定した放射線データをgoogle mapにプロットしたものをご紹介しました。
一般的に報道されているよりも、かなり衝撃的な内容(関東の一部が放射線管理区域レベル?)
だったこともあって、この日のアクセス数は1000にも届きそうな反響でした。
ところが、今ごろになってJAEA(日本原子力研究開発機構)が、福一原発事故後2ヶ月間の
周辺住民の累積被ばく線量の試算値を発表しました。
平成23年6月28日 第23回原子力委員会資料 第1-2号、
東京電力福島第一原子力発電所事故発生後2ヶ月間の日本全国の被ばく線量を暫定的に試算
内容は、現在の実測値とは余りにかけ離れた、SPEEDIのシミュレーションを使った推定値として、
1mSvを超える線量に達したのは、福島県東側の一部に限定されるという、およそ信じ難いもの。
SPEEDI.jpg
なぜ今ごろになって、事故後のたった2ヶ月間の推定値を発表する必要性があるのだろうか
どう見ても「大した線量じゃないのに、そんなに騒ぐんじゃないよ」と言わんばかりである。
事実をここまで捻じ曲げた資料を平然と発表する機関など、もう日本に必要ない。
これは、簡単な計算式で大嘘だと判明する。 仮に、その2ヶ月間の平均線量を計算してみれば、
1mSv = 1000μSv → 1000μSv÷24h÷60日 = 0.69μSv/h と出てくる。
私の紹介した、関東の放射能汚染マップ(実測値)を見れば、この程度の線量は関東一円に拡散して
いるのが、一目瞭然だと思います。
更に言えば、
事故から既に100日経過しているのだから、1000μSv÷24h÷100日 = 0.42μSv/h なのである。
つくづく日本のお役人は、国民を愚弄しているとしか考えられない。
(2008年のキャリア制度廃止後も、国家公務員I種の連中は、自分が特権階級と勘違いしているのだろう)
それから、
子どもに対する許容線量上限値が20mSvだなんて、無責任な発表は、いい加減やめていただきたい。
このまま、妊婦や乳幼児、子どもを高線量の地域から避難させずに放置すれば、必ず近い将来、
多くの被爆訴訟が出てくる可能性は、限りなく100%に近いと、私は思います。
そうなってからでは、遅いのです。少なくとも、今の日本政府の対応は不誠実そのものです
では、また。

驚愕の900超アクセス/日

毎度のお付き合いをありがとうございます。

今日はPCを開いてみて、まず自分の目を疑いました。
なんと、今日のアクセス数が900を超えているのです。(pm11:30現在)
しかも、国内外を問わず、大学、研究機関、自治体などビューアーも多岐に亘っています。
一日アクセス900超.jpg

これは、もう皆さんの一番の関心が、
地震なんかより、目に見えない、放射能汚染への恐怖に移って来ていることの証です。

全く危機管理の出来ない(あるいは危機感の無い)、
日本政府の怠慢な対応で、多くの罪のない命が今も危険にさらされているのです。

とにかく今の政府には、一日も早い適切な対応を望むところですが、既に政府を信頼しない人々は、
自己防衛的に、西日本へと避難を始めているようです。

では、また。

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