ギリシャ・クレタ島の群発データからGR則でM7の発生時期を試算

◆これまで世界各国の震源域について、GR則による試算をしてきました。
ここギリシャでは、昨年9/22の記事「ギリシャの群発地震をGR則で試算」で、
9/4~9/22のM4以上の11プロットからM6.5の発生時期を今年3月頃と予測しました。
僅かなデータから、何ヶ月も先のM6級発震時期を想定するのは、当然に誤差が含まれます。
そして今回、6/16のM6.2から突如群発化し、現在までにM3以上発震が何と54回発生です。
(今回は十分なデータ数が揃っております)
現在までの震源域を次の本震の断層面として「宇津則」からM7.0と想定されます。
USGS283c.jpg
◆以下、地震の時系列とGR則のプロットです。
USGS283GR2.jpg
今回の試算
 時系列のグラフから、M7の発生時期として、なんと1週間オーダーと出ました。
 これは、他に類を見ないほどの逼迫度であると考えます。
 確率50%が6/24、確率99%が6/26
までにある事になります。

これ以降も、更に群発が続くようであれば、再度検討したいと思います。
(注)これは最悪ケースを想定した試算であり、このまま鎮静化の可能性も十分にあります。
願わくば、この計算が外れる事を祈ります。