明日の朝で磁気嵐ロジックから抜けますが

笑顔 毎度のお付き合いをありがとうございます。
今朝 8:45(JST)カリフォルニアM6.2(D10km)の地震がありました。
幸い、震央から沿岸まで50kmあり、簡易震度計算から日本の震度4相当で済みました。
(震央から半径90km以内の約17万人が震度4の中でした)
USGS170.jpg
発生時刻8:45(JST)は、本日の磁気嵐ロジック「急変点」8:01に対応するものと考えます。
さて、昨晩の記事では、NASA-TECから初めて南米に高密度の範囲が出現した事をお伝えしました。
ファイルサイズが大きいのでリンクでご紹介しますが、@Zwbra_7さんの手により、2012/7/23から毎日
5分値のTEC動画をYou Tubeにアップし、保存されております。 これは、大変貴重なデータです。

例えば、昨晩の南米のTECも、この動画で見ると、
短時間ながらコロンビア~ヴァージン諸島に高密度の範囲が見えて来ます。
[You Tube / Zebraaaaaa7 at 2012/9/25]
そして、よくよく見ると、
本日のカリフォルニアM6.2の震源域も若干高めの60TECUで推移していた事も判りました。

磁気嵐ロジックですが、NASAのシミュレーション通りなら、明朝には一旦終息となります。
そして、最後の「急変点」1:30を残すのみとなりました。

若干の心配は、以下のようにACE衛星データでは、高エネルギー電子密度・陽子密度ともに
ここ3~4日間で上昇傾向にあること。

磁気嵐解析751
また、太陽風データにも半日前から乱れが出てきている事です。
磁気嵐解析752
これを無事にやり過ごせれば、しばらくは月齢相関(M5未満)のみの予測表に戻ります。
皆さま、就寝環境◆を今一度確認され、お気を付けてお休み下さい。
(◆近くに落ちてくる物が無い事、手元に照明と履物を置く)

では、今夜はそろそろ休むことに致します。バイバイ

TEC(電離圏全電子数分布)と地震の関係を観察中(その4)

笑顔 毎度のお付き合いをありがとうございます。
NASAが公開しているTEC(電離圏全電子数分布)と地震の関係について、まだ観察中ですが、
9/23の想定震源域に本日分までのプロットをすると、以下のように実績と良く一致しました。

TEC-EQ20120922_0925.jpg
3日間でM5超の地震は9回あり、内8回が想定震源域で、正解率89%とかなり優秀です。
外れたのは、南アフリカ沖の1回のみでした。
そして、本日9/25は、初めて南米に高密度の範囲が出現しました。以下は、その動画16時間分です。
(@mincsttyさんの作成したGIFファイルをダウンサイズしたものです)
ご覧のように、赤で示す最高値80TECUが南米とアジアの2箇所を移動しております。
20120925s.gif
この画像を加算処理し、TECの停滞度合いが見える様に加工したものです。
Predetc20120925.jpg
昨日は、TECに劇的な変化は出ないと考えましたが、私の予想は、たった一晩にして覆されました!
これは、ますます興味深くなってきました。
では、引き続きの観察を続けたいと思います。

今夜は、これにて失礼いたします。バイバイ

TEC(電離圏全電子数分布)と地震の関係を観察中(その3)

笑顔 毎度のお付き合いをありがとうございます。
NASAが公開しているTEC(電離圏全電子数分布)と地震の関係について、まだ観察中ですが、
9/5のTEC停滞度合いと、その後の2~3日間のM5超の震源域が一致していたのを参考に、
昨日9/23に初めて、TECによる想定震源域をご提示しました。

そして、今のところ、以下のように想定震源域と実績は、良く一致している様です。
(後日、あと1日分のプロットを書き加えます)
TEC-EQ20120922_0924.jpg
更に、本日9/24も
比較的TECが広範囲に広がっていた事から、本日以降のTECによる想定震源域をご提示しますと、

Predetc20120924.jpg
どうでしようか? 正直言って、あまり変化がありませんよね。(インド洋の南側が少し広がった程度)
まだ、仮定の域を出ませんが、
私がこれまでのデータマイニングで得た感覚的な印象からの結論として、
ここでご提示した地域は、元々地震の多発地帯で、常に地殻歪を蓄積しており、
結果として、TECの停滞度合いに あまり変化が出ないものと考えます。

ただ、9/7の雲南省地震後は、明らかにTECの停滞域は狭くなっているので、
地震の起き易さを示す指標としては、十分に利用価値ありと判断致します。

一つだけ腑に落ちないのは、中南米などの発震のサインが、これまで一度も出て来ない事ですが。

では、また更に観察を続けたいと思います。
今夜は、これにて失礼いたします。バイバイ

TEC(電離圏全電子数分布)と地震の関係を観察中(その2)

笑顔 毎度のお付き合いをありがとうございます。
先日もお話ししましたように、ここ数ヵ月、
NASAが公開しているTEC(電離圏全電子数分布)と地震の関係について観察中です。

このサイトでは、リアルタイムのTECを見る事が出来ますが、過去分はありません。
@mincsttyさん過去のデータをGIF動画で見られるようにプログラミング
して下さり、私が解析出来る環境を整えて戴きました。

以下は、昨日9/22の動画16時間分です。
(@mincsttyさんの作成したGIFファイルをダウンサイズしたものです)
20120922s.gif
ご覧のように、比較的広範囲に赤で表示された、最高値80TECUが移動しております。
次は、昨日9/22の画像を加算処理し、TECの停滞度合いが見える様に加工したものです。
TEC-EQ20120922.jpg
至近で一番TECの強かった9/5の実績から、
この図で赤いTECの停滞度合いが高い地域周辺で、この後2~3日にM5超の発震の可能性があります。
(白丸で示した範囲です)
2~3日後に、今回の予測について検証したいと思います。
では、また。バイバイ

ギリシャの群発地震をGR則で試算

これまで世界各国の震源域について、GR則による試算をしてきました。
まだ、検証には至っておりませんが。
そして、本日は
ギリシャの群発地震について試算してみました。
ここは9月中旬にも群発があり、ここに来て群発が再燃してきた事から、
本日、まだデータは少ないものの、試算を致しました。
現在までに、この群発域では、本日のM5.1を含めて、計11回の地震が発生しました。
(「宇津則」によるM6.5の断層面積をプロットすると実に小さい)

MAP_Greece.jpg
◆以下、地震の時系列とGR則のプロットです。
GR_Greece_fig1.jpg
ご覧のように、今回の解析では、M6.5の切片がかなり狭いことが判ります。
◆これに基づく正規分布と時系列の発生確率のグラフです。
GR_Greece_fig2.jpg
前回の試算
 時系列のグラフから、M6.5の発生する可能性として、
 2013/2/6までに確率50%、3/6までに確率99%
ある事になります。

これ以降の検証も、このまま群発が続くようであれば、再度実施したいと思います。
願わくば、この計算が外れる事を祈ります。

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