余震はいつまで続くのか?その296(磁気嵐スパイラル85) [3/17補正]

笑顔 毎度のお付き合いをありがとうございます。
さて、M7.9と思われる磁気嵐がほぼNASAの予測通りに来ているようです。
HAARPの観測値を確認すると、今日の午後3/16 15:00(JST)から地磁気に変化があります。
SOHO衛星データでは、太陽風が1hほど600km/s→800km/sになった後、プラズマ密度上昇と共に、
地磁気が500nT超の変化を示しました。
◆当初6hで収束と見ましたが、その後のデータで12h継続となりましたので、以下修正です。[3/17]
磁気嵐解析376
今日も、頼りにしている[NICT:リアルタイム磁気圏シミュレーション](※)のデータが停止していたため、
しびれを切らして、NICTに直接復旧見通しを確認したところ、
現在、ハード系のトラブルがあり、調査の結果、数日後には復旧できる見込み、との回答がありました。
ところが、新システムに切替予定があり、一端3月末でシステム停止し、再開は未定という、
ガッカリするおまけ付きでした。(無いと困るので、早くデータを下さいな、NICTさん)
(※)NICT(独法 情報通信研究機構)が九州大学と協同開発したシステムで、ハードはNEC製スパコンSX-6
しばらくは、ACEやSOHOの太陽風観測値と地磁気の変化から磁気嵐を確認することになりそうです。。。
では、気を取り直して、磁気嵐ロジック計算結果です。
磁気嵐解析377
ご覧のように、「ピーク」が3回、「魔のくぼみ」は4回です。
総じて見れば、磁気嵐の影響は3/23深夜まで残ることになります。
これに基づき、予測表を更新します。
皆さまに於かれましては、引き続き今一段の警戒をよろしくお願い致します。
現在の日本の状況は、また、いつM6クラスが発生しても不思議ではありません。
(注)上下2段で一日分の予測時刻を表していますので、上下で順不同の場合があります
A 浦河沖、宮城沖、福島沖、千葉東方沖、駿河湾、広島北部、奄美大島
B 三陸沖、福島沖、茨城沖、千葉東方沖、奄美大島
C 秋田内陸、宮城沖、福島内陸、福島沖、茨城北部、和歌山北部
D 三陸沖、岩手沖、宮城沖、福島沖、茨城北部、茨城内陸、茨城沖、千葉東方沖
(A月出6h-)(B月出3h-)(C月出)(D南中3h-)
下 (A南中) (B南中3h+)(C月入)(D月入3h+)
◇ 3/17(土)20:06 23:05 01:08 03:18
-----06:18 09:17 11:31 14:31

△ 3/18(日)20:56 23:56 02:05 04:24
-----07:24 10:23 12:48 15:47

△ 3/19(月)21:43 –:– 02:55 05:27
-----08:26 11:26 14:04 17:03

△ 3/20(火)22:31 00:43 03:42 06:28
-----09:27 12:26 15:18 18:17

☆ 3/21(水)22:48 01:30 04:29 07:29
-----10:28 13:27
 16:33 19:32
◇ 3/22(木)23:21 01:48 04:49 08:04
-----11:05 14:06 17:27 20:28

△ 3/23(金)23:30 02:22 05:22 08:51
-----11:51
 14:51 18:27 21:27

凡例:月齢相関に基づく記号
 ★ 特異日(確率3倍超)
 ☆ 注意日(確率2倍超)
 ◇ 予備日(平均確率)
 △ 平均以下の日
凡例:文字色の意味
  元々は過去35年間分について磁気嵐によるM6超クラスの発生確率を調査したものですが、
  その後の実績との比較により、ほぼ以下の相関関係が確認できましたので表記に採用しました。
青字は、確率15%以上を表わし、M5クラス発生の可能性があります
緑字は、確率20%以上を表わし、M5~6発生の可能性があります
紫字は、確率30%以上を表わし、M6クラス発生の可能性があります
赤字は、確率40%以上を表わし、M7クラス発生の可能性があります
◆黒太字は「魔のくぼみ」で要注意時間帯を表わします。
※予測誤差は±60分で、全有感地震の約70%以上が符合しております。
毎度で恐縮です、繰り返しになりますが、
くれぐれも、皆さまには、特に就寝環境(※)の再確認をよろしくお願い致します。
(※近くに落下物が無いないか、照明類を手の届く範囲に置くなど)
では、また。バイバイ

海水温変化による震源域想定の検証と次の震源域について(その15)

笑顔毎度のお付き合いをありがとうございます。 
このシリーズも第15回目です。
(昨年12/17から毎週末に約3月続いており、M4.0以上で1週間検証し ほぼ7割の正解率です)
解説:[気象庁の海水温度分布の平年差]の2週間の変化について、画像処理ソフトで差分を取り、
    次の震源域を想定します。(14日間の至近3日平均からその前11日平均を差し引く演算です)
    これまでの実績からは、温度変化の境界付近で温度低下側に震源が符合しております。
    また、実績から、温度変化の大きな海域も想定域としております。
以下は、先週3/9深夜にご紹介した震源域想定に、その後1週間の実績をプロットしたものです。
温度低下20120308A
この間M4.0超の地震は計41回、内35回が想定範囲に入っておりました。正解率85%でした
予想から外れた6回中2回は東南海の超深発地震、1回は小笠原、他の3回は福島沖の地震でした。
今週は、3/10茨城北部M5.5震度5弱、3/14三陸沖M6.8震度4、3/14房総沖M6.1震度5強
と大きな地震が続きました。 
また、房総沖では3/14以来 群発地震が有感地震だけで30回以上続いており、
今日は、約半年ぶりとなる 埼玉M5.2震度3(D=100km)の内陸深発地震もありました。
◆今週は かなり特異的な1週間でしたが、それでもほぼ震源域が想定できたようです。
そして、次の震源域の想定は、以下の通りです。
温度低下20120315
強震度を想定する範囲は、北海道~青森~岩手の沿岸、房総沖。
そして、やや南寄りですが、再び東京直下がリスト入りしました。注意
また、黄色の点線は、周囲より温度の低下している範囲で、M4クラス発生の可能性があります。
こちらも、範囲が日本全国で、内陸部を含むため、注意が必要です。
また何か変化があれば、お知らせ致します。バイバイ

余震はいつまで続くのか?その295(磁気嵐スパイラル84)

笑顔 毎度のお付き合いをありがとうございます。
また、コロナホール由来と思われる磁気嵐が来ているようです。
HAARPの観測値を確認すると、今日の午後3/15 15:00(JST)から地磁気に変化があります。
なお、22:00頃から太陽風が 500km/s→750km/sに急上昇し、地磁気も500nT超の変化が出ています。
磁気嵐解析374
今日も、肝心の[NICT:リアルタイム磁気圏シミュレーション](※)のデータが現在停止しておりますので、
ACE衛星の太陽風観測値と地磁気の変化のみで磁気嵐ロジックを計算します。
(※)NICT(独法 情報通信研究機構)が九州大学と協同開発したシステムで、ハードはNEC製スパコンSX-6
  元々は我々の税金で運用されているのに、トラブル復旧通しなどの情報を出さないのでしょうか?
  費用は、最低でもスパコンレンタル代と点検保守費用で年間2000万はするだろうに。。。
  これが無いと困るので、早く復旧させて下さいな。NICTさん。

以下、計算結果です。
磁気嵐解析375
ご覧のように、「ピーク」が5回、「魔のくぼみ」は6回です。
総じて見れば、磁気嵐の影響は3/22午後まで残ることになります。
これに基づき、予測表を更新します。
皆さまに於かれましては、引き続き今一段の警戒をよろしくお願い致します。
現在の日本の状況は、また、いつM6クラスが発生しても不思議ではありません。
(注)上下2段で一日分の予測時刻を表していますので、上下で順不同の場合があります
A 浦河沖、宮城沖、福島沖、千葉東方沖、駿河湾、広島北部、奄美大島
B 三陸沖、福島沖、茨城沖、千葉東方沖、奄美大島
C 秋田内陸、宮城沖、福島内陸、福島沖、茨城北部、和歌山北部
D 三陸沖、岩手沖、宮城沖、福島沖、茨城北部、茨城内陸、茨城沖、千葉東方沖
(A月出6h-)(B月出3h-)(C月出)(D南中3h-)
下 (A南中) (B南中3h+)(C月入)(D月入3h+)
△ 3/16(金)19:09 22:09 00:09 02:10
-----05:10 08:10 10:16 13:15

◇ 3/17(土)20:06 23:05 01:08 03:18
-----06:18 09:17 11:31 14:31

△ 3/18(日)20:56 23:56 02:05 04:24
-----07:24 10:23 12:48 15:47

△ 3/19(月)21:43 –:– 02:55 05:27
-----08:26 11:26 14:04 17:03
△ 3/20(火)22:31 00:43 03:42 06:28
-----09:27 12:26 15:18 18:17

☆ 3/21(水)22:48 01:30 04:29 07:29
-----10:28 13:27
 16:33 19:32

◇ 3/22(木)23:21 01:48 04:49 08:04
-----11:05 14:06 17:27 20:28
凡例:月齢相関に基づく記号
 ★ 特異日(確率3倍超)
 ☆ 注意日(確率2倍超)
 ◇ 予備日(平均確率)
 △ 平均以下の日
凡例:文字色の意味
  元々は過去35年間分について磁気嵐によるM6超クラスの発生確率を調査したものですが、
  その後の実績との比較により、ほぼ以下の相関関係が確認できましたので表記に採用しました。
青字は、確率15%以上を表わし、M5クラス発生の可能性があります
緑字は、確率20%以上を表わし、M5~6発生の可能性があります
紫字は、確率30%以上を表わし、M6クラス発生の可能性があります
赤字は、確率40%以上を表わし、M7クラス発生の可能性があります
◆黒太字は「魔のくぼみ」で要注意時間帯を表わします。
※予測誤差は±60分で、全有感地震の約70%以上が符合しております。
毎度で恐縮です、繰り返しになりますが、
くれぐれも、皆さまには、特に就寝環境(※)の再確認をよろしくお願い致します。
(※近くに落下物が無いないか、照明類を手の届く範囲に置くなど)
では、また。バイバイ

今日3/15の衛星画像(動画付き) と怪しい雲

今日の有感地震は、既に21回で 内13回が銚子沖で62%を占めています。
また、[Hi-netによる震源情報]では、
24hの地震回数N=491で、久々に至近平均480回を上回っております。
では、今日の気象衛星の画像をアップします。(3/15 8:30-16:30)
20120315anime.gif
この画像を加算処理したものが以下になります。
20120315定在波
上の動画と良く見比べてご覧いただくと、その傾向が次第に見えてくると思います。
(緑の線はプレート境界です)
◆今日も季節風は強いですが、全体に雲量が少なく特徴的な箇所が見られます。
オレンジの線(点線)は、季節風に逆らって、定在波として残っている部分ですが、
太平洋側に数多くの境界が見られます。(点線は季節風との識別が微妙な海域です)
今日の注目は、
太平洋側の水色で囲んだ空白域の多さと、四国沖の黄色で示す雲の湧き上がり、
それと、関西を中心とした赤い線で示す筋状の雲です。
今日の雲の状態が、明日起こる地震の兆候を見ている可能性がありますので、
該当される地域の方は、一応の警戒をお願い致します。
最後に、今日の怪しい雲です。
20110315雲1
一見、綺麗な夕日なのですが、何となく不気味です。
ソース元は[ウェザーニュース]です。
◆ご承知の事とは存じますが、限られたデータから得られた情報です。
 参考程度に受け止めて下さい。
いつも同じ事ばかり言って申し訳ありませんが、
皆さまに於かれましては、引き続き今一段の警戒をよろしくお願い致します。
また、何か変化があればお知らせ致します。バイバイ

千葉・茨城震源域でM7が発生する確率についての個人的検証

笑顔 毎度のお付き合いをありがとうございます。
 今日は午前中通院のため、午後はゆっくりと休養を取っておりました。
昨晩3/14 21:05に千葉房総沖でM6.1震度5強の地震発生があり、現在までの約18hで同震源域では、
有感地震だけでも22回あり、無感地震も含めると35回の余震が発生しております。
1週間ほど前の先週3/10にも茨城北部M5.5震度5弱の地震発生もあり、何となくですが、日本全体の
震源域が活性化してきたような、嫌な予感がしております。
さて、3/4には「首都圏でM7が発生する確率についての個人的検証」と題し、
想定震源域内の至近の地震発生頻度をGR則(グーテンベルグ・リヒター則)を適用して、
首都圏でのM7発生は、10年と待たずに来そうだ。と言う結論をお示ししました。
本日は、
今般の千葉房総沖で頻発している余震を受けて、千葉・茨城震源域での今後のM7発生について、
検証してみたいと思います。
まずは、想定震源域ですが、以下の範囲を設定しました。
千葉茨城Map
これは、昨晩の記事「千葉県東方沖の群発地震について」の中で触れている
震災後に残った歪み域(京都大学防災研究所地震予知研究センター遠田晋次准教授)で、
未だに歪みが解放されていないと思われる範囲を設定したものです。
検討手法は、前回首都圏の検証をした場合と同じです。
まずは、次のグラフをご覧ください。
千葉茨城GR則グラフ
2/1~3/15の44日間で、想定震源域で発生したM2以上の地震はN=1190回でした。
このグラフのデータ期間は44日ですので、年間の発生回数に換算します。(365.25/44=8.3011倍)
以下、想定震源域内でM7が発生する確率として、
-3σ=0.500 → 0.500×8.3011= 4.1506回/年 → 0.24年に1回
-2σ=0.250 → 0.250×8.3011= 2.0753回/年 → 0.48年に1回
-1σ=0.125 → 0.125×8.3011= 1.0376回/年 → 0.96年に1回
±0σ=0.0632 → 0.0632×8.3011=0.5246回/年 → 1.91年に1回
+1σ=0.0317 → 0.0317×8.3011=0.2631回/年 → 3.81年に1回
+2σ=0.0159 → 0.0159×8.3011=0.1320回/年 → 7.58年に1回
+3σ=0.0080 → 0.0080×8.3011=0.0664回/年 → 15.1年に1回
と出ました。
更に次のグラフでは、上の数字を正規分布にしたものです。
千葉茨城GR則正規分布
これで問題の答えが出ました。例えば、このグラフの「てっぺん」に「50.0%,μ=1.9year」とあるのは、
想定震源域でM7が1.9年以内に50%の確率で発生するという意味になります。
同様に「15.9%,-1σ=1.0y」は、1年以内に15.9%の確率で発生するという意味。
結論として、
今回の検証では、想定震源域でのM7発生は、5年と待たずに来そうだと言う事です。
また、1年以内の発生確率も、16%程度はある事も判りました。
これらのことから、確率だけを見れば、その切迫度合いは、首都圏直下型の約4倍以上となります。
ただ、前回も申しましたが、確率論なんて、宝くじでお分かりのように、あまり当てにはなりません。
しかしながら、さすがに今日明日中にM7の発生する確率は、ほぼ0に等しいと思います。
先の震災で、万一の際に最低限必要なものは、皆さまも分ったと思います。
皆さま、今からでも準備を始めてはいかがでしょうか。バイバイ

1 479 480 481 482 483 628