大気差について
毎度、計算ばかりやってますが、お付き合いください。
今回は大気差(大気による屈折の影響)について考察しました。
さて、高さH(m)から地平線までの距離は、L(km)=3.57√Hでした。
ところが、
実際は地平線と観測者の間で大気の影響(屈折)を受け、若干長くなるようです。
これをベッセル定数ρといって、標準大気でρ=7.84%としています。
今回は、この大気差の影響を、観測点H(m)の見かけの高さ増分ΔH(m)で
表現したいと思います。
結果は、下記のごとく、距離の自乗に比例する式が出ました。
具体的には、50km見通せる高さ(逆算すると196m)から見た地平線は、
大気による光の屈折効果で、実際はその+33mの229mから見た地平線と
同じ方向で、距離も50kmの7.84%遠い53.9kmまで見えるという計算です。
消化不良ですが、もうじきペルセウス流星群が見られそうなので、今日はこのへんで
終わりにします。
このつづきは、また明日~。。。