関東直下M6の可能性/再評価
◆関東直下地震
昨年12月頃からの1ヶ月で「関東直下」で有感地震が11回発生しております。
気象庁のデータを確認して思い出しましたが、2013年末も同様の動きはありました。
以下は、12/6~1/11現在までの震源プロット(M0.5+ N=559)ですが、
ご覧のように、M6の可能性のある震源域が数多く点在しています。
◆微小地震の頻度が異常値
今回は微小地震の急増(最大70回/日の異常値)を含む、12/22~本日1/11の約20日間
のデータを使用して、GR予測の再評価を実施しました。
◆GR則(グーテンベルグ・リヒター則)
地震に代表される離散的自然現象は、そのエネルギーと発生頻度を両対数軸で表すと
ほぼ直線的に近似される、というものである。
以下、GR則プロットと±3σ範囲の経過日数予測で、累積確率50%(平均経過日数)は89日です。
◆関東直下M6の発生時期推定
今回M6を想定した発生時期は、ご覧のように3月末~6月上旬となりました。
前回1/3の「【速報】 関東直下M6の可能性を試算」では、2月中の発生を想定しましたので、
逼迫度はやや緩和された訳ですが、それでも半年以内を予測しております。
(注)この計算結果は、筆者が可能性として試算したものであり、実際の地震発生時期を確定する
性質のものでは無い事だけは是非、ご理解のうえご覧いただきます様、よろしくお願い致します。
※この地震想定の判断材料として、何かご提示できれば良いのですが、M6級の場合は、
前震など、何の前触れも無く、突如発生する可能性が高いため、引き続き「微小地震」の
発生頻度などを監視し、変化があればお知らせしたいと思います。
◆参考(計算震度)
震源深さを50kmと仮定すると、「半径50km以内は最大震度5弱(※)」になると考えられます。
※実際は地盤状況により、最大震度5強となる地域もあると考えられます。
◆地震の様な自然現象が、統計学の予測通りに発生するとは、元々筆者も思ってはいないが、
ある程度の指標にはなり得ると思われるので、今からでも出来るだけの準備を進めてみては
いかがでしょうか?