銚子沖M6級が迫っている可能性あり

千葉県銚子沖
 先週1/12夜に発生した銚子沖M4.9(無感地震)から既に9日間「銚子沖」で群発化
 1/18夜には僅か13分間にM3級の有感地震が3回発生
しております。
 以下は、1/12~1/21現在までの震源プロット(M0.5+ N=159)ですが、
 ご覧のように、震源長L=25から、宇津則でM6.4の可能性が示唆されます。
20150121銚子M64GRa  
微小地震の頻度が異常値
 この震源での発震状況は、平時で10回/日程度ですが、既に約5日間も2倍を超えています。
GR則(グーテンベルグ・リヒター則)
 地震に代表される離散的自然現象は、そのエネルギーと発生頻度を両対数軸で表すと
 ほぼ直線的に近似される、というものである。
 以下、GR則プロットと±3σ経過日数予測で、M6.4想定で累積確率50%(平均経過日数)24日です。
20150121銚子M64GRb 
銚子沖M6級の発生時期推定
 今回M6.4を想定した発生時期は、ご覧のように2月上旬~下旬となりました。
 逼迫度としては、関東域でのM6級発生間隔が約2年ですので、平時の約30倍
20150121銚子M64GRc   
 (注)この計算結果は、筆者が可能性として試算したものであり、実際の地震発生時期を確定する
   性質のものでは無い事だけは是非、ご理解のうえご覧いただきます様、よろしくお願い致します。
  ※この地震想定の判断材料として、何かご提示できれば良いのですが、M6級の場合は、
   前震など、何の前触れも無く、突如発生する可能性が高いため、引き続き「微小地震」の
   発生頻度などを監視し、変化があればお知らせしたいと思います。

◆参考(計算震度)
 震源深さを20kmと仮定すると、「半径20km以内は最大震度5弱(※)」になると考えられます。
 ※実際は地盤状況により、最大震度5強となる地域もあると考えられます。
 なお、「津波」については、M7級未満は海面変動(10cm程度)と考えて良いと思います。
20150121銚子M64GRd
◆地震の様な自然現象が、統計学の予測通りに発生するとは、元々筆者も思ってはいないが、
 ある程度の指標にはなり得ると思われるので、今からでも出来るだけの準備を進めてみては
 いかがでしょうか?