宇宙線・HAARP Induction Magnetometer と地震の関係は?
毎度のお付き合いをありがとうございます。
2週間ほど前に、読者から宇宙線[Cosmic ray]を地震予測に組み入れてはどうかと言うご提案と、
先日は、[HAARP Induction Magnetometer]と磁気嵐、地震の関係についてご質問があり、
これらを時間のある時に少しずつ検証作業を進めておりました。
そして、総合的に検証した結果が以下の図になります。(至近30日のデータのみご紹介します)
まず、磁気嵐(地磁気変動は2~3h遅延して反応)と宇宙線(太陽系外起因のもの)の関係については、
大規模な磁気嵐(グラフ中段のB)から、1日程の遅延反応を以って、宇宙線(グラフ上段のA)が減少して
いるのが分ると思いますが、これは、太陽風により磁気シールドが形成され、太陽系外起因の宇宙線を
遮断していることによるものと想定されます。
したがって、
宇宙線強度は、磁気嵐の遅延現象として解釈でき、地震との関係は、現在の磁気嵐ロジックの中には、
既に その影響を組み入れている事になると考えます。
次に、[HAARP Induction Magnetometer]と地磁気の関係をご覧いただくと、一目瞭然だと思いますが、
[HAARP Induction Magnetometer]は、地磁気の周波数成分を観測しているもので、上の中段と下段の
グラフが示す通り、ほぼ両者の反応はシンクロしております。
したがって、
[HAARP Induction Magnetometer]は、地磁気を別視点から観測しているもので、地震との関係は、
現在の磁気嵐ロジックの中に、既に組み入れている事になると考えます。
以上が、私の知見の及ぶ範囲で得られた、結論でございます。
では、また。