では、311東日本震災はGR則で予見出来たのか?
毎度のお付き合いをありがとうございます。
このところ、[GR則]を適用して、今後の余震の見通しについて検証をしておりますが、
ふと、それなら 「311東日本震災はGR則で予見出来たのか?」と疑問が生じました。
事実としては、震災2日前の2011/3/9 11:45三陸沖M7.3震度5弱の前震があって、
その後も立て続けにM6~7の群発地震が発生しております。
本来であれば、
この段階で、然るべき機関がM8~9の本震が発生する可能性を指摘していれば、
何らかの対策が取られ、震災による犠牲者や被害を最小限に出来ていた筈です。
では、その様なことが実際に可能だったのか検証してみます。
これは、本震M9.0の10日前からの有感地震をグラフにしたものです。(気象庁一元化データによる)
ご覧のように、本震10日前からリバウンドを繰り返し、3/9のM7.3以降は完全に群発状態です。
次に、GR則のグラフです。(本震前72hでM2以上が346回発生しました。)
グラフ右側の黄色い枠内の値は、この震源域でのM8とM9の72hでの発生見込み回数です。
そして、上記の値を年間値に換算し、正規分布にしたものが以下のグラフです。
結果、この震源域では M8が6日以内に、M9は10日以内発生すると出ました。
結論として、311東日本震災の前震である 三陸沖M7.3以降群発化した段階でGR則を適用し、
上記の手法で解析していれば
数日内に三陸沖でM8超の本震が発生する可能性を十分に予見出来た
でしょう。
最後に、
私は、この計算結果を見て、震えんばかりに、そして無性に悔しくて堪りません。
この世にタイムマシンがあるなら、例え馬鹿にされようとも、この計算結果をあらゆるメディアを
通じて拡散し、もしかしたら、一人でも多くの大切な命を救えたかも知れません。
私はエンジニアではありますが、元々は地震について全く知識の無かった、素人同然の被災者です。
今、声を大にして叫びたい。
我々の税金でのうのうと地震研究し、全く危機意識の欠落した、地震学者と名乗っている勘違い屋さん。
自分たちの無能さを棚に上げて、地震の短期予測は、複雑系だから不可能だとか御託を並べる前に、
統計学、電磁気学、天文学を真面目に勉強なさい。
これらの知識と少しの閃きさえあれば、私の様な専門外の人間でも地震の短期予測は十分可能です。
それを、学界から圧力を掛けて、小額の研究費で短期予測の可能性を探求している先駆者を潰すような
愚者が牛耳っている学会なら、世のために即刻、全員その職をお辞め下さい。
嗚呼、只々、悔しい。