余震はいつまで続くのか?その2(反比例則)
毎度のお付き合いをありがとうございます。
あの日から、
早くも一月以上が過ぎましたが、依然として毎日のように余震が続いております。
この余震、
一体いつまで続くものなのかと、色々と調べていくうちに、ある法則が存在する
ことを知りました。
「グーテンベルク・リヒターの法則」と呼ばれており、余震の回数は日を追う毎に
減少するのですが、例えば、当日の余震が100回あれば、2日目は1/2の50回、
3日目は1/3の33回となり、10日経てば、1/10の10回というように、
ほぼ日数に反比例して、回数が減少していくというもの。
そこで、
今回の地震について、横軸に日数、縦軸の左の目盛は青い点のマグニチュードを、
右側の目盛は日毎のM5.0以上の余震回数を赤い点でプロットしてみました。
すると、それは見事なまでに、緑色の反比例曲線に沿っていることが判ります。
この傾向によれば、100日後(6月下旬)でも、M5.0以上の余震が毎日1回はあることになります。
更に考えを延ばせば、
1年後でも99/365=0.271回/日となって、確率的には1週間に2回はM5.0以上の余震があるのです。
まだ記憶に新しい、
ニュージーランドやスマトラ地震でも、およそ1年後に大きな余震が発生しています。
今回の検証で、
史上でも稀であるこの大地震について、ますます予断を許せない状況であることを痛感致しました。
皆さまにも万一の備えを怠らぬよう、お互いに心がけたいものです。
では、また。