余震はいつまで続くのか?その53 (地震警報発令)
毎度のお付き合いをありがとうございます。
帰宅して真っ先に、
今日の余震の状況を入力したところ、非常にまずい計算結果が出て来ました。
グラフの予測値A,Bともに、A:+M0.42、B:+M0.31と、大幅な上昇となったのです。
今日の余震の休止時間は、過去最長の6/16の9:59よりやや短い8:21なので、さほどの違いはありません。
両者の違いは、休止後の最大余震の大きさにあると思います
6/16は休止後0:24後にM4.4の余震があったのに対し、今日は休止後1:50後にM4.1でした。
時間差もありますが、余震の大きさをエネルギー比較すると、M4.4/M4.1=10^[1.5*(4.4-4.1)]=2.8倍になります。
さて、今後の余震規模についてですが、
現在(20:30)で予測値A=M6.55なので、+誤差M0.65を考慮すると、最大でM7.2を考えなくてはなりません。
したがって、本日をもって「地震警報発令」といたします
先週の日曜日にM7.3があったばかりですが、予測値Aの平均上昇率Mw1.0/20日を加味すると、
次の日曜日7/17には、またM7.3に到達してしまいます。
また、一度到達した予測規模は、
例え運良くM6程度でリセットが掛かっても、単に発生が遅れるだけであることが、過去の分析から判っています。
今後の予測日時を再掲しておきます。(予測時刻の月南中時→月南中3h前に変更しました)
------月齢--月出3h前--南中3h前--南中3h後--
7/17(日) 15.8 16:57 前21:49 3:49
7/19(火) 17.8 17:54 前22:18 5:18
7/20(木) 18.8 18:21 0:00 6:00
◆7/21(木) 19.8 18:48 0:41 6:41
7/22(金) 20.8 19:17 1:23 7:23
7/26(火) 24.8 21:52 4:27 10:27
(◆は特異日)
嗚呼、後は震源地が出来るだけ遠くの沖合で、底深いことを祈るのみです。
神さま、どうか直下型だけはご勘弁下さい。
では、また。
追伸
先ほど、21:01に茨城県南部でM5.5、最大震度5弱の余震がありました。
これにより、予測値Bのみリセットが掛かっておりますが、予測値Aは変化ありませんので、警報は継続のままです。
月の位置関係でみると、
月南中時刻の3時間前なので、潮汐力のベクトル方向として、やはり45度位相の要素を持っております。
なお、先週のM7.3の2日前にも福島沖でM5.6の余震が発生しており、ますます類似性が見て取れます。
何となくですが、
震源地が南下しているような気がしてなりません。房総沖や関東直下型も視野に入れるべきでしよう。