CMT解析と潮汐ベクトルの関係について (少々専門的)
毎度のお付き合いをありがとうございます。
昨日のリセットで地震警報が解除され、
一応の落ち着きを取り戻せたので、今日は予測理論の更なる発展のため、専門的な分野にも首を
突っ込むことにしました。
昨日のブログでは、地震予測の検証と称して、素人ながら一応の解説を試みた訳ですが、やはり
私の地震予測を更に進展させるためには、どうしても専門的な知見が必要であると悟るに至り、
気象庁HPの中で得られた知識を自分なりに消化した結果をご紹介したいと思います。
さて、気象庁では、
M4以上の地震についてCMT解析(Centroid Moment Tensorの略)というものを実施しており、
観測された地震波形を最も良く説明できる、震央位置、Mw、断層構造について推定しています。
CMT解析で得られる情報の中で、
今回、私が最も注目したのが、断層構造(断層角、すべり角)で、この情報から潮汐ベクトルとの
関係を、私なりに図に落とし込んで見ました。
まずは、
3/11~7/27(現在公開されている解析結果)のCMT解析について、「Mwと断層角の関係」をグラフ化
して見ると、3/11本震も含んでMw6以上では、断層角が60~80度が殆どを占めることが判明。
当初、私が資料などから得た知見では、45度だと思っておりましたが、実際は違っていたようです。
次に、すべり角ですが、
これは、断層構造そのものを現しており、90度なら逆断層(圧縮型)、-90度なら正断層(引張型)、
0度なら横ずれ断層(右ずれ、左ずれ)となります。
同じように、「Mwとすべり角の関係」をグラフ化して見ると、Mw6以上では逆断層(圧縮型)が多い
傾向にあるようです。
さて、上記の2つの関係を震源域ごとに、潮汐ベクトル方向に置き換えてみると、おおよその震源域が
特定出来ることが判ってきました。
これらにより、予測精度は更に上がるものと期待しておりますが、ひとつだけ問題があります。
それは、地震の予測時刻が今までは、5回/日だったものが、8回/日に増えることです。
より詳細な予測になることは間違いありませんが、多分に予測日時が見づらくなるでしょうね。
(今でさえ、携帯から見ると文字がずれて見にくいのに。。。)
ちょっと、表示方法を工夫する必要がありそうですが、次の地震注意報(または警報)までには、
何とか考えておきます。
では、また。