海水温変化による震源域想定の検証と次の震源域について(その33)

笑顔 毎度のお付き合いをありがとうございます。
さて、このシリーズも第33回目となりました。
(昨年末から毎週末に約7月半続いており、M4以上で1週間検証し 平均正解率は8割程です)
解説:[海水温度分布の平年差]の2週間の変化について、画像処理ソフトで差分を取り、
    次の震源域を想定します。(14日間の至近3日平均からその前11日平均を差し引く演算です)
    これまでの実績からは、温度変化の境界付近で温度低下側に震源が符合しております。
    また、実績から、温度変化の大きな海域も想定域としております。
  ★海上保安庁のデータに切り替えてから、正解率がグンと上がりました。
   ・図中に数字や境界線が入らないので、演算の邪魔にならないこと。
   ・瀬戸内海も表示できるので、より綿密な解析が出来ること。
   ・当日分まで反映されていること。 等々

以下は、先週7/13にご紹介した震源域想定に、その後1週間の実績をプロットしたものです。
水温20120713WA
この間M4超の地震は18回、内12回が想定範囲でした。正解率67%。(今週は赤点です)
予想から外れた6回は、沖合2回、内陸部4回(宗谷)でした。
そして、次の震源域の想定は、以下の通りです。
(北海道と西日本での水温上昇が顕著です、太平洋の高温域は沖合に離れました)
水温20120720W
◆今週の注目は、
 北海道、能登、瀬戸内海、北九州の強震度想定域です。

 東日本の震源域は、もはや固定化され言うまでもありませんね。
◆今週は、意外にも関東周辺の震源域が消滅しております。
 
では、また何か変化があれば、お知らせ致します。バイバイ

カムチャッカ沖でM6.0(D23km) の地震発生!

速報には遅いですが。
本日7/20 15:10(JST)カムチャッカ沖でM6.0(D23km)の地震が発生しました。
USGS116.jpg
見ると、10:19~15:32の5h強で、M5級×2回、M6級×2回と群発化しております。
USGSによれば、過去、この震源域から100km以内のM6超は、
2011/8/4 M6.1、2006/8/20 M6.0であり、近年に急増した事が伺えます。
私の考案した簡易震度計算では、
震央から至近の都市[Severo-Kuril’sk]まで140kmあり、2千人が震度4の中にいましたが、
大きな被害は出ていないものと考えます。

私の知る限り一番情報の早い下記のリンクでも、被害の報告はありません。
ソース元 [earthquake report in the World/世界の地震情報]
そして今回も、フレア累積X5以上でM6が発生するロジックが、実績で証明されたと考えます。
磁気嵐解析603
◆磁気嵐によるエネルギーは必ずどこかに歪みとして蓄積され、ずっとトリガーを待っています。
この後、大きな余震が来ない事を祈ります。
I pray for all the worlds.

現在の大規模地震への危機感について

笑顔 皆さま、お早うございます。
◆表記について、ツイートでの発言をこちらにまとめておきます。
7/18
最近M6級を見てないなと思い調べてみると、至近で7/8千島M6.1から10日間ありません。
更に遡ると、10日を超えるのは5/2メキシコM6.0~5/14チリM6.2の12日間で2ヶ月も前の事です。
M6級なら平均的に、ほぼ2~3日間隔で発生しておりました。したがって、現在は異常域。
同様にM7級を調べると、至近では4/12メキシコM7.0から97日間もありません。
これを超える記録を調べたら、驚くなかれ 2007/4/1ソロモンM8.1~8/1バヌアツM7.2の122日間で、
実に5年も前の事でした。ここまで来ると、完全に異常域です。

7/19
西没後のAR1520でM7.7フレアが発生。
西没後なので、地球から見えたフレアの一部だけでX線強度がM7.7であり、本体は十分にX級と
考えます。

フレア累積値もX5を超えました。もう、いつM6級の発震があっても不思議ではありません。
磁気嵐解析602
また、予測ABロジックの現在値は、予測AがほぼM8に到達しています。
私は、既にスタンバイ状態のトリガー待ちと考えます。
現在の予測ABロジック20120719
そして、本日7/20(金)は朝からほぼ一日「魔のくぼみ」の中。
予測時刻は±1hがオンタイムと考えて下さい。
5:16 9:11 12:12 15:12 19:01 22:01
至近の海水温で瀬戸内海(伊予灘、淡路島西)に急激な温度上昇あり。
皆さまには、どうか警戒モード継続でお願い致します。
◆磁気嵐による地殻歪みは、必ずどこかに蓄積され、今もトリガーを待っています。
私に出来るのは、この後の災害が最小限になるよう祈る事のみです。
I pray for all the worlds.