南米チリでM7.1直下型地震発生

速報には少し遅いですが。
今朝 3/26 7:37(JST)南米チリでM7.1(D=35km)の直下型地震が発生しました。
USGSによると、人口275,000人がメリカル震度6の揺れに襲われたようです。
私の知る限りでは、一番情報の早い下記のリンクでは、既に1人の犠牲者が出ているようですが、
詳しい被害情報はまだ伝わってきておりません。
ソース元 [earthquake report in the World/世界の地震情報]
私の考案した簡易震度計算では、
S=Log10(10^(1.5*M7.1)/(35km/5)^2)/1.5 = 5.97 は、日本の震度6弱~6強に相当します。
かなりの被害が予想されます。
大きな余震が来ない事と、
これ以上の死傷者の出ない事を祈ります。

311東日本震災はGR則で予見出来たのか?(その2)

笑顔 毎度のお付き合いをありがとうございます。
先ほど、22時22分福島県沖M5.2震度4の地震がありました。
震源に近かった皆さま、お怪我はありませんでしたか?
この発震ですが、3/20「予測A,Bロジックの気になる空白(その5)」で予測していた、
3/24にM5.45に符合するものと考えます。
(規模が若干小さいのが気になりますが、1日の遅れは誤差範囲と言う事でご容赦を)
3/24の記事「では、311東日本震災はGR則で予見出来たのか?」では、多くの反響を頂戴しました。
さて本日は、読者の方から大変貴重なご助言を戴きましたので、
本震前の3日間と、その1週間前とでGR則の変化を比較し、予兆の再検証をしたいと思います。
まずは、再度、本震までの前震の動向をご覧ください。
311M9前震10days2
前回、ご提示した計算は、図右側の本震前の3日間でGR則を適用したものでした。
次に、両期間でGR則を比較したグラフです。
311M9前震GR則グラフ2
ご覧のように、明らかに右側(本震前の3日間)の方が直線の傾斜が緩くなっています。
※この傾斜が緩いほど、直線右側の切片が上がり、大きい地震が起き易いことを表わします。
そして、上記の値を年間値に換算し、正規分布にしたものが以下のグラフです。
311M9前震GR則正規分布M9A
311M9前震GR則正規分布M8A
左のグラフに比べ、先日ご提示した右側の計算結果は、発生までの期間が約1/10になり、
これだけでも明らかに大地震が目前に迫っていることが、判断出来るものと考えます

ちなみに、
震災前における日本の大規模地震発生確率は、M8が10年に1度、M9はデータ無しでした。
そう考えると、
例えばM8の左側のデータですら、約1.5ヶ月以内でM8の発生を示唆しているのですから、
既に通常の80倍の発生確率であり、少なくとも本震3~4日前には、関係機関から緊急情報として
大規模地震発生の可能性を発信出来たのではないでしょうか?

結論
東日本震災は、関係機関が危機意識を持って対応していれば、少なくとも本震の3~4日前には、
十分に予兆を察知でき、2日前のM7.3の前震を以って、緊急避難情報を発信できた
と考えます。


いかがでしょうか?
私がこの計算に利用したものは、誰でも入手可能な気象庁一元化データのみです。
仕事を終えて、自分の時間を使い、何百億もするスパコンや観測機材など一切ありません。
しかも、一番単純な計算によって、これだけの結果を得ております。
異論のある方のコメントをお待ちしております。

3/25の衛星画像(動画付き) と怪しい雲

今日の有感地震は既に13回で、至近平均を上回るペースですが、内8回がM3.5以上
やや大きめなのが気になります。
一方、[Hi-netによる震源情報]では、
24hの地震回数N=423回で、至近平均530回を20%下回っております。
では、今日の気象衛星の画像をアップします。(3/24 8:00-17:00)
◆だいぶ日が延びたので、今日から解析時間帯を拡大しました。
20120325anime.gif
この画像を加算処理したものが以下になります。
20120325定在波
上の動画と良く見比べてご覧いただくと、その傾向が次第に見えてくると思います。
(緑の線はプレート境界です)
◆今日も雲量が適度で、特徴的な箇所が見易いと思います。
オレンジの線(点線)は、季節風に逆らって、定在波として残っている部分ですが、
房総始点の他、太平洋側の数ヵ所に強い境界線が見られます。
(点線は季節風との識別が微妙な海域です)
今日の注目は、黄色(点線)で囲むベッタリと張り付く雲で、
房総から東に延びる帯は、3/19から1週間も連続しております。
特にプーレート境界では、水色の矢印で示すように、
物凄い勢いで雲が湧き出しているのが見えると思います。

今日の雲の状態が、明日起こる地震の兆候を見ている可能性がありますので、
該当される地域の方は、一応の警戒をお願い致します。
最後に今日の怪しい雲です。 (素直に不気味です)
20110325雲1
20110325雲2
今日は、全国的に暗雲が垂れ込んだようで、我が町 水戸でも同じような雲行きでした。
ソース元は[ウェザーニュース]です。
◆ご承知の事とは存じますが、限られたデータから得られた情報です。
 参考程度に受け止めて下さい。
いつも同じ事ばかり言って申し訳ありませんが、
皆さまに於かれましては、引き続き今一段の警戒をよろしくお願い致します。
◆3/20「予測A,Bロジックの気になる空白(その5)」で予測した、3/24にM5.45に符合する地震が
 来ていない
のが気になります。

 これまでは、ほぼ予測通りの発震があったので、また何かの変化の兆しで無いことを祈ります。
では、また。バイバイ

余震はいつまで続くのか?その300(磁気嵐スパイラル89)

昨日になりますが、太陽風のセクター(磁極)反転起因と思われる地磁気の反応があったようです。
HAARPの観測値で、昨日午後3/24 14:00(JST)から地磁気に変化が見られます。
[ACE衛星の観測値]では、この2h前から、太陽風の磁気方向の逆転が認められます。(赤い線Bzです)
これは、これまでの磁気嵐から地磁気反応までの遅延時間2~3hに符合する動きです。
磁気嵐解析385
以下、磁気嵐ロジック計算結果です。(この影響で3/24の魔のくぼみは、夕方には終わっていたようです)
磁気嵐解析386
ご覧のように、「ピーク」が2回、「魔のくぼみ」は3回です。
総じて見れば、磁気嵐の影響は3/28深夜まで残ることになります。
これに基づき、予測表を更新します。
皆さまに於かれましては、引き続き今一段の警戒をよろしくお願い致します。
現在の日本の状況は、また、いつM6クラスが発生しても不思議ではありません。
(注)上下2段で一日分の予測時刻を表していますので、上下で順不同の場合があります
A 浦河沖、宮城沖、福島沖、千葉東方沖、駿河湾、広島北部、奄美大島
B 三陸沖、福島沖、茨城沖、千葉東方沖、奄美大島
C 秋田内陸、宮城沖、福島内陸、福島沖、茨城北部、和歌山北部
D 三陸沖、岩手沖、宮城沖、福島沖、茨城北部、茨城内陸、茨城沖、千葉東方沖
(A月出6h-)(B月出3h-)(C月出)(D南中3h-)
下 (A南中) (B南中3h+)(C月入)(D月入3h+)
◇ 3/25(日)–:– 02:48 05:49 09:45
-----12:46 15:48 19:50 22:52

△ 3/26(月)00:07 03:09 06:10 10:17
-----13:18 16:19 20:31 23:32

△ 3/27(火)00:30 03:32 06:33 10:49
-----13:50 16:52 21:10 –:–

◇ 3/28(水)01:00 04:02 07:03 11:24
-----14:26 17:27 21:50 00:12

◇ 3/29(木)01:37 04:38 07:40 12:03
-----15:04 18:05 22:27 00:51
凡例:月齢相関に基づく記号
 ★ 特異日(確率3倍超)
 ☆ 注意日(確率2倍超)
 ◇ 予備日(平均確率)
 △ 平均以下の日
凡例:文字色の意味
  元々は過去35年間分について磁気嵐によるM6超クラスの発生確率を調査したものですが、
  その後の実績との比較により、ほぼ以下の相関関係が確認できましたので表記に採用しました。
青字は、確率15%以上を表わし、M5クラス発生の可能性があります
緑字は、確率20%以上を表わし、M5~6発生の可能性があります
紫字は、確率30%以上を表わし、M6クラス発生の可能性があります
赤字は、確率40%以上を表わし、M7クラス発生の可能性があります
◆黒太字は「魔のくぼみ」で要注意時間帯を表わします。
※予測誤差は±60分で、全有感地震の約70%以上が符合しております。
毎度で恐縮です、繰り返しになりますが、
くれぐれも、皆さまには、特に就寝環境(※)の再確認をよろしくお願い致します。
(※近くに落下物が無いないか、照明類を手の届く範囲に置くなど)
ところで、3/24で終わると思っていた「魔のくぼみ」が、また2つ増えてしまいました。
でも、1/26から続いていた磁気嵐ロジックの確率40%超は、3/23までの57日間と言う、
過去最高記録を残して、終了しました。
このまま、しばらく太陽風が静寂ならば、磁気嵐ロジックをお休み出来る日も来るかも知れません。

では、本日は、これにて就寝いたします。バイバイ

3/29の衛星画像(動画付き) と怪しい雲・海水温

今日の有感地震は6回で、至近平均のペースの半分ですが、
岩手県沖震源域は3/27以降、M2~3の無感地震が累積80回も発生しております。
一方、[Hi-netによる震源情報]では、
24hの地震回数N=447回で、ほぼ至近平均ペースになっております。
では、今日の気象衛星の画像をアップします。(3/29 8:00-17:00)
20120329anime.gif
この画像を加算処理したものが以下になります。
20120329定在波
上の動画と良く見比べてご覧いただくと、その傾向が次第に見えてくると思います。
(緑の線はプレート境界です)
◆今日は雲量が非常に少なく、特徴的な箇所はあまり見られません。
オレンジの線(点線)は、季節風に逆らって、定在波として残っている部分ですが、
太平洋側の数ヵ所に境界線が見られます。(点線は季節風との識別が微妙な海域です)
今日の注目は、
黄色で囲む範囲で、雲の湧き出しが沖縄本島の北にクッキリと出ております。
今日の雲の状態が、明日起こる地震の兆候を見ている可能性がありますので、
該当される地域の方は、一応の警戒をお願い致します。
では、今日の怪しい雲です。
20110329雲1
西日本の広い範囲で、トルネード型の雲が見られました。
ソース元は[ウェザーニュース]です。
それと、今朝ご紹介した海水温の平年差に動きがありました。[海上保安庁の海水温平年差の速報値]
20120328-0329JCG.jpg
ご覧のように、昨日と今日を比較すると、明らかに房総沖まで高温部が広がっております。
明日は「魔のくぼみ」が、ほぼ一日中続き、予想される地震規模は M5~6です。
出来ることなら、房総沖ではなく、とにかく遠洋の底深い震源域であることを、ただ祈るのみです。

◆ご承知の事とは存じますが、限られたデータから得られた情報です。
 参考程度に受け止めて下さい。
いつも同じ事ばかり言って申し訳ありませんが、
皆さまに於かれましては、引き続き今一段の警戒をよろしくお願い致します。
では、本日は、これにて就寝いたします。バイバイ

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