海水温変化による震源域想定の検証と次の震源域について(その35)
気がついたら、もうこんな時間。 この記事アップしたら、即寝ます。
さて、このシリーズも第35回目となりました。
(昨年末から毎週末に約8月続いており、M4以上で1週間検証し 平均正解率は8割程です)
解説:[海水温度分布★の平年差]の2週間の変化について、画像処理ソフトで差分を取り、
次の震源域を想定します。(14日間の至近3日平均からその前11日平均を差し引く演算です)
これまでの実績からは、温度変化の境界付近で温度低下側に震源が符合しております。
また、実績から、温度変化の大きな海域も想定域としております。
★海上保安庁のデータに切り替えてから、正解率がグンと上がりました。
・図中に数字や境界線が入らないので、演算の邪魔にならないこと。
・瀬戸内海も表示できるので、より綿密な解析が出来ること。
・当日分まで反映されていること。 等々
以下は、先週7/27にご紹介した震源域想定に、その後1週間の実績をプロットしたものです。
この間M4超の地震は21回、内17回が想定範囲でした。正解率81%。(今週は合格です)
予想から外れた4回は、全て沖合でした。
そして、次の震源域の想定は、以下の通りです。
(三陸沖の水温が一気に上昇する一方、西日本の強震度想定域は消滅しました)
(これだけ囲ったら、日本全部だろうと言われそうですが、セオリーは崩しておりません)
◆今週の注目は、
北海道と宮城沖の強震度想定域が3週連続。
他に、岩手沖・青森西方沖・東海にも強震度想定域あり。
[8/4 7:50追記]
◆北海道~三陸沖東方沖、日本海溝東側のアウターライズ域の温度上昇が顕著です。
見ての通り、広範囲に赤い色が見て取れます。ここも、今週の要注意です。
では、また何か変化があれば、お知らせ致します。