エルサルバドルM7.3の地震発生とその後は?

笑顔 皆さま、こんばんは。
ツイートでは既にお伝えしておりましたが、
本日8/27 13:37(JST)エルサルバドルでM7.3(D20km)の地震が発生しました。
幸いにも震源は沿岸から120km沖合、震央距離を122kmとした震度計算はs4.45では、
ほぼ震度5弱の揺れでした。
これが、仮に直下型だった場合は、計算でもs5.50で震度6弱になった訳です。
USGS138.jpg
さて、昨日の記事「世界の地震発生におけるM6超地震の空白時間の考察について」では、
M6の空白期間が6日間を超えると、その後2週間程度でM7級の発生する可能性を指摘
したばかりでした。
そして、その晩にマルク海でM6.6が発生し、M6の空白期間は160h(6日強)で確定。
今朝のツイートでは、今後10日程度はM7級の可能性に警戒とお伝えしたところでした。
そして、本日のエルサルバドルM7.3の発生です。
ここで、更にご注意戴きたいのが、M6の空白期間が埋まった直後のM7級発生です。
過去の実績を見ると、
検証期間は短いものの、同じ条件で、更に5日程度で再度M7級発生の可能性があります。
そのような訳ですので、
読者の皆さまには、どうか、まだまだ気を抜かずに警戒モードを継続して戴きたいのです。
既に2012/5/9「余震はいつまで続くのか?その321(磁気嵐スパイラル1)」から110日ですが (^^ゞ
最後に、M7級のエネルギーの凄まじさをお伝えしておきます。
これは、遥か12,600km彼方のエルサルバドルからの地震波形を茨城県つくばで観測したものです。
実に1時間半も地球が揺れ続けており、少なくとも、この間に地震波は地球を1周半廻っています。
USGS140.jpg
赤は地球内部を複雑に伝わってきたP波による波形で、青は地表をゆっくり伝わるS波による波形です。
以下は、その伝達経路を図解したものですが、青の波形は、マントル内を伝わってきた緑の波形も合成
された可能性があります。

USGS139.jpg
既にお伝えしている、8/30(水)までの秒読みも気がかりだし、今週はずっと気が抜けません。
では、今夜は、これにて失礼致します。