【再考】予測A,Bロジックの延長線について

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本日11/17 17:13 京都府南部M3.9震度3の内陸直下地震がありましたが、
この震源域での震度3は、5/10以来約半年振り、さぞかし驚いた事と思います。

本日の予測表16:52(誤差21分)の対応地震と考えます。
さて、いつもの様に予測A,Bロジックに発震実績を入力し、今日もその延長線を見てみました。
現在の予測ABロジック20121117pm
そして、再度、今年の元旦にあった鳥島近海M7.0深発地震のグラフを見直したところ
これまで、AとBの差が0.5以下になると、予測A相当の地震が発生と思っていたのは勘違いで、
実は、今年元旦のAとBの差は0.25であった事が判明。
したがって、予測A相当の要注意日は、少し先の12/3(月)M8.09として、本日修正致します。
以下に、昨年11月~今年2月の予測A,Bロジックを掲載します。
現在の予測ABロジック2012元旦
◆しかしながら、現在は磁気嵐ロジック「魔のくぼみ」の中で、明日の昼頃まで要注意時間帯が続き、
 更に、深発地震連動からの警戒レベルは、11/19(月)まで継続しております。

 いつも同じ事ばかりで申し訳ありませんが、
 皆さまには、どうか気を抜かず、警戒モード継続をお願い致します。

では、今夜はこれにて失礼いたします。バイバイ

【登録推奨】NOAA-PTWC(太平洋津波警報センター)津波情報メール

笑顔 毎度のお付き合いをありがとうございます。
ツイートでも、お知らせしておりますが、
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 (当然英語ですが)。
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気象庁も当てに成らない事もあるので、是非の登録を推奨致します。バイバイ

次の磁気嵐の到達予想について

笑顔 毎度のお付き合いをありがとうございます。
さて今回は、昨日11/16 17:00JSTに発生したC1.4フレアに伴う磁気嵐の予測です。
場所はAR1616の南で総延長70万km(月軌道の直径)という巨大なフィラメント爆発によるものです。
磁気嵐解析846
以下は、CME地球到達時のシミュレーション結果です。
◆太陽面東端でのCMEでしたが、拡散角が約180度という稀に見る巨大さが故、
 その突端が地球にも及ぶようです。
磁気嵐解析847
◆到達予想日時は 11/20 7:00(JST)で、16h程度継続の見込みです。

 地球到達時の速度は500km/s以下と低速ですが、プラズマ密度が30c/cm3あり、
 比較的強い地磁気反応が出ると考えております。
では、なぜCクラスのフレアでこれほどのCMEとなるのか?
 簡単な模式図ですが、今回の7h継続したフレアのエネルギーが、仮に10分程度に集中したら、
 面積比から、以下の様に十分X5クラスの実力があったと言えそうです。

磁気嵐解析845
この後、大きな余震が来ない事を祈ります。
I pray for all the worlds.

丸い地球の直線上に震源が見事に並んだ訳は?

笑顔 毎度のお付き合いをありがとうございます。
昨日11/15 13:00JSTの24h前に発生した世界の地震について、地球が丸い事を考慮した直線を引くと、
見事に9割の震源分布が並んでいた件について、ツイートでは、既に要旨のみをご紹介しました。
USGS206.jpg
ご覧のように、太陽と月からの潮汐ベクトルの方向を地図上にプロットすると、見事に一致しました。
この曲線、どこかで見た事はありませんか? はい、実は「人工衛星の軌道」と同じ曲線なのです。

(ただし、厳密には地球の自転によって潮汐ベクトルの方向が変わるので、全く同じではありませんが)
更に話を進めると、月は29.5日で地球を公転しておりますので、この曲線も日々変化致します。
変化量は、360度/29.5日≒12度/日 となって、毎日12度ずつ西に移動します。

(また、季節により曲線の幅も変化します)
USGS207a.jpg
以下は、至近24hの地震発生分布と潮汐ベクトル軌跡の関係です。
何となくトレースしていそうですが、日によってバラツキもあるようです。

USGS208.jpg
11/19(月)までは、磁気嵐ロジック+予測A,Bロジック+深発連動による発震が全て揃って、
 警戒レベルを示唆しております。

 皆さまには、どうか気を緩めず、警戒モード継続をお願い致します。
では、また何か変化があれば、お知らせ致します。バイバイ

海水温変化による震源域想定の検証と次の震源域について(その50)

笑顔 毎度のお付き合いをありがとうございます。
さて、このシリーズも ついに第50回目を迎えました。
(昨年末から毎週末、約11ヶ月半続いており、M4以上で1週間検証し 平均正解率は8割程です)
解説:[海水温度分布の平年差]の2週間の変化について、画像処理ソフトで差分を取り、
    次の震源域を想定します。(14日間の至近3日平均からその前11日平均を差し引く演算です)
    これまでの実績からは、温度変化の境界付近で温度低下側に震源が符合しております。
    また、実績から、温度変化の大きな海域も想定域としております。
  ★既に8/22から北緯35度線から北の高温状態 (今までの経験則が全く通用しません)
   が約3ヶ月も継続
しており、
   これまでの演算方法だと、全く温度変化が抽出できず、正解率0%と惨敗を喫しました。
   試行錯誤の結果、何とか変化を抽出できたのが、8/21までの海水温データと8/22以降データ
   との差分を取る方法でした。今週もこの方法により演算しております。

以下は、先週11/9にご紹介した震源域想定に、その後1週間の実績をプロットしたものです。
水温20121109W11dA
この間 M4超の地震は16回、内15回が想定範囲内でした。正解率94%(上出来です)
はずれた1回は石川県内陸の超深発地震でした。
(この解析手法が一番の不得意とする地震です)
そして、上記の方法による次の震源域の想定は、以下の通りです。(使用データに注意)
やはり、先週とほぼ同じ想定となりました。
(全体に縮小方向です)
水温20121116W11d
◆今週も注目は、
 18週目に突入した、北海道の内陸部を含む強震度想定域です。

 三陸沖アウターライズも11週連続のランクイン。

 (どちらも数カ月前から前兆があり、もし発震したらM7超の震源になると見ております)
◆他にも、先週と同様に、宮城・茨城沿岸が強震度想定域です。
 (豊後水道の強震度想定域は、消滅しております)
では、また何か変化があれば、お知らせ致します。バイバイ

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