「大気重力波」による地震予測の検証と至近想定まとめ
毎度のお付き合いをありがとうございます。
◆昨日からの地磁気反応(磁気嵐)は、ちょうど1/21 0時までの8hで終息したようです。
この後は、NASAシミュレーションを見ても、しばらく大きな乱れは無いと考えます。
さて本日は、表題の通り「大気重力波」による地震予測の検証と至近想定をまとめたいと思います。
◆「大気重力波」とは?
元々は気象学的な学術用語として使われていた様です。
日本列島の様に季節風が山岳地帯を通り抜ける際に、大気の上下動により波状の雲が平行して並ぶ
状態を指しております。
NPO法人国際地震予知研究会IAEP理事長 宇田進一先生が、その名付け親。
その総面積から地震規模と発生時期を経験式により、以下に考案。
(私は、元の式に近似式を組み込んで、以下の式で想定しております)
総面積S[km2]として、 M=Log10(S(1.24*Log10(S)-5.15))、T=6.9*M-28.4日
私も最初にこの言葉を見た時、「重力波?」と少々懐疑的でしたが、色々と調べている内に
ある程度の高確率で、地震規模と発生時期を想定出来る事がわかり、昨年11月から予測に
取り入れております。
◆では、私が過去に想定したものを検証していきたいと思います。
先ずは、昨年12/7の宮城沖M7.4震度5弱の地震について(当初M7.3→M7.4に上方修正)
11/20のNOAA画像では、アジア大陸から連続した広大な「大気重力波」を確認。
その総面積206.9万km2から、M6.7が18日後と出ました。(発震誤差は±3日を考慮)
ご覧のように、ほぼ想定通りの発震となりました。
続いて、年末年始の2つの想定と実績です。
何れも、地震規模想定より若干小さめの発震でしたが、発震時期は、ほぼ正解でした。
◆そして、現在想定している発震は、以下の4つです。
必ずしも、4つ全てが発震対応するとは限りませんが、その兆候は「雲」にもシッカリと出ている
とお考え下さい。
◆最後に、既にお気付きの読者もいらっしゃると思いますが「大気重力波」は地震規模と発震時期を
ある程度の精度で想定できるようですが、震源域の想定は難しい様です。
それから「大気重力波」による想定を始めて3ヶ月弱と日が浅いですが、実績での発震対応は8割と、
地震予測としては高確率であると考えております。
◆参照元
NOAA画像は、NASA-modisから高解像度のものを見ることが出来ます。
総面積の計算は、Google MapsAPI利用のHPが座標移動も出来て便利です。
では、また何か変化があれば、お知らせ致します。