今日3/4の衛星画像(動画付き)

今日の有感地震は現在までに7回で、至近平均12回には届かない見込みです。
また、[Hi-netによる震源情報]でも、
24hの地震回数N=399と、至近一週間平均480回を17%下回っております。
では、今日の気象衛星の画像をアップします。(3/4 8:30-16:00)
20120304anime.gif
この画像を加算処理したものが以下になります。
20120304定在波
上の動画と良く見比べてご覧いただくと、その傾向が次第に見えてくると思います。
(緑の線はプレート境界です)
◆今日は、雲が多い割には、特徴的な箇所が数多く見られます。
オレンジの線(点線)は、季節風に逆らって、定在波として残っている部分ですが、
日本全国の広範囲に多数の境界が見られます。(点線は季節風との識別が微妙な海域です)
今日の注目も、ここ数日続く 黄色で示したベッタリと張り付く雲と、水色で囲んだ空白域の多さです。
そして、特筆すべきは、小笠原~四国・九州まで広がる巨大な雲です。1000km以上あります。
今日の雲の状態が、明日起こる地震の兆候を見ている可能性がありますので、
該当される地域の方は、一応の警戒をお願い致します。
今日は、全国的に天候が悪く、怪しい雲は見当たりませんでした。
ソース元は[ウェザーニュース]です。
◆ご承知の事とは存じますが、限られたデータから得られた情報です。
 参考程度に受け止めて下さい。
いつも同じ事ばかり言って申し訳ありませんが、
皆さまに於かれましては、引き続き今一段の警戒をよろしくお願い致します。
また、何か変化があればお知らせ致します。バイバイ

余震はいつまで続くのか?その284(磁気嵐スパイラル73)

笑顔 毎度のお付き合いをありがとうございます。
今日の有感地震は、ほぼ至近平均ペースですが、6回中 4回が茨城周辺の震源なのが気になります。
さて、磁気嵐ですが、昨晩も3/4 0:00(JST)から地磁気の反応があったようです。
磁気嵐解析336
現在の地磁気圏の様子は、[NICT:リアルタイム磁気圏シミュレーション]で確認できます。
以下、これによる磁気嵐ロジックの計算結果です。
磁気嵐解析337
ご覧のように、「ピーク」4回、「魔のくぼみ」は3回、「急降下」は3回です。
総じて見れば、磁気嵐の影響は3/10深夜まで残ることになります。
これに基づき、予測表を更新します。
皆さまに於かれましては、引き続き今一段の警戒をよろしくお願い致します。
現在の日本の状況は、また、いつM6クラスが発生しても不思議ではありません。
(注)上下2段で一日分の予測時刻を表していますので、上下で順不同の場合があります
A 浦河沖、宮城沖、福島沖、千葉東方沖、駿河湾、広島北部、奄美大島
B 三陸沖、福島沖、茨城沖、千葉東方沖、奄美大島
C 秋田内陸、宮城沖、福島内陸、福島沖、茨城北部、和歌山北部
D 三陸沖、岩手沖、宮城沖、福島沖、茨城北部、茨城内陸、茨城沖、千葉東方沖
(A月出6h-)(B月出3h-)(C月出)(D南中3h-)
下 (A南中) (B南中3h+)(C月入)(D月入3h+)
△ 3/ 4(日)06:33 09:32 12:30 16:40
-----19:38 22:37 02:00 04:58

☆ 3/ 5(月)07:51 10:49 13:48 17:46
-----20:45 23:44 02:55 05:54

△ 3/ 6(火)09:12 12:10 15:09 18:52
-----21:51 –:– 03:49 06:47

△ 3/ 7(水)10:35 13:33 16:32 19:59
-----22:57 00:49 04:40 07:39
△ 3/ 8(木)11:18 14:20 17:22 20:35
-----23:37
 01:56 05:09 08:10

△ 3/ 9(金)12:13 15:15 18:17 20:59
-----23:59 2:39 05:29
 08:30
△ 3/10(土)13:16 16:16 19:16 21:39
-----–:– 02:59 05:45 08:45

凡例:月齢相関に基づく記号
 ★ 特異日(確率3倍超)
 ☆ 注意日(確率2倍超)
 ◇ 予備日(平均確率)
 △ 平均以下の日
凡例:文字色の意味
  元々は過去35年間分について磁気嵐によるM6超クラスの発生確率を調査したものですが、
  その後の実績との比較により、ほぼ以下の相関関係が確認できましたので表記に採用しました。
青字は、確率15%以上を表わし、M5クラス発生の可能性があります
緑字は、確率20%以上を表わし、M5~6発生の可能性があります
紫字は、確率30%以上を表わし、M6クラス発生の可能性があります
赤字は、確率40%以上を表わし、M7クラス発生の可能性があります
◆黒太字は「魔のくぼみ」で要注意時間帯を表わします。
※予測誤差は±60分で、全有感地震の約70%以上が符合しております。
毎度で恐縮です、繰り返しになりますが、
くれぐれも、皆さまには、特に就寝環境(※)の再確認をよろしくお願い致します。
(※近くに落下物が無いないか、照明類を手の届く範囲に置くなど)
それから、右サイドの「お知らせ」にある月齢相関の予測表を10ヶ月に拡充しました。
これで、ほぼ年内は網羅しておりますので、どうぞご利用下さい。


また何か変化があれば、お知らせ致します。バイバイ

首都圏でM7が発生する確率についての個人的検証

笑顔 毎度のお付き合いをありがとうございます。
T大学地震研究所のH教授が、1/23に「首都圏でM7が4年以内に70%」と発表して以来、
メディアはこぞってこれを取り上げ、棚からぼたもち的に売り上げを伸ばしたことでしょう。
今や、人々の最大の関心事は、地震と放射能ですから。
そして、K大学防災研究所から、2/1に「5年以内の発生確率28%」の発表があると、
数日後にH教授は、数字を70%→50%に下方修正しました。
(データ検証期間の見直しとか、苦し紛れの理由を付けてましたね)
T大学地震研究所の肩書で発表するなら、最初から、もっと検証をしっかりとすべきですよね。
何せ、私の様な個人レベルのブログとは、メディアの扱いがケタ違いなのですから。
ここで、私も同じことをやってみました。
ただし、私の時間は限られているので、検証期間は直近の2/1~3/1の30日間のみで行い、
気象庁一元化データを使っての検証です。
これだけでも、全国のM0.0以上のデータ数は、15,400件もありました。
さて、どのような想定でデータ処理をするかによって、結果は大きく異なりますが、
私は以下の条件で、検証してみました。
◆首都圏(都庁)から半径50km以内で発生したM2以上の地震についてGR則(※)を適用する。
 ここで、仮にM7が首都圏50km以内で起こった場合に予想される震度を簡易計算で見てみると、
 震源深さ10km程度の浅発として Log10(10^(1.5*M7.0)/(10~50km/5)^2)/1.5=s6.60~s5.57 となり、
 震度7~6弱という結果が出ました。 (大規模災害が容易に想像されます)
(※)GR則:グーテンベルグ・リヒター則で、地震発生確率はマグニチュードに対して指数分布になる。
今回の検証対象範囲を地図で示します。
首都圏50kmMap
まずは、次のグラフをご覧ください。
首都圏GR則グラフ
2/1~3/1の30日間で、首都圏から半径50km以内で発生したM2以上の地震はN=651回でした。
このグラフのデータ期間は30日ですので、年間の発生回数に換算します。(365.25/30=12.175倍)
以下、首都圏から半径50km以内でM7が発生する確率として、
-3σ=0.11 →  0.11×12.175=1.3392回/年 → 0.75年に1回
-2σ=0.06 →  0.06×12.175=0.7305回/年 → 1.37年に1回
-1σ=0.02 →  0.02×12.175=0.2435回/年 → 4.11年に1回
±0σ=0.016 → 0.016×12.175=0.1948回/年 → 5.13年に1回
+1σ=0.007 → 0.007×12.175=0.0852回/年 → 11.7年に1回
+2σ=0.004 → 0.004×12.175=0.0487回/年 → 20.5年に1回
+3σ=0.002 → 0.002×12.175=0.0244回/年 → 41.1年に1回
色々な数字があって、一体なんのこっちゃ??? と思われるでしょう。
では、更に次のグラフをご覧ください。 (上の数字を正規分布にしたものです)
首都圏GR則正規分布
これが問題の答えです。例えば、このグラフの「てっぺん」に「50.0%,μ=5.1year」とあるのは、
首都圏でM7が5.1年以内に50%の確率で発生するという意味になります。
同様に「15.9%,-1σ=4.1y」は、4.1年以内に15.9%の確率で発生するという意味。
結論として、
個人レベルの検証でも、首都圏でのM7発生は、10年と待たずに来そうだと言う事です。
また、逆に1年以内の発生確率は、1%程度と意外に低い事も判りました。
ただし、確率論なんて、皆さまも宝くじでお分かりのように、あまり当てにはなりません。
でも、まだの方、明日からでも準備を始めてはいかがでしょうか。バイバイ

今日3/3の衛星画像(動画付き)と怪しい雲

今日の有感地震は14回で、久々に至近平均の12回を超えました。
一方、[Hi-netによる震源情報]では、
24hの地震回数N=365と、至近一週間平均480回を24%下回っております。
では、今日の気象衛星の画像をアップします。(3/3 8:30-16:00)
20120303anime.gif
この画像を加算処理したものが以下になります。
20120303定在波
上の動画と良く見比べてご覧いただくと、その傾向が次第に見えてくると思います。
(緑の線はプレート境界です)
◆今日は、特徴的な箇所が数多く見られます。
オレンジの線(点線)は、季節風に逆らって、定在波として残っている部分ですが、
日本全国の広範囲に多数の境界が見られます。(点線は季節風との識別が微妙な海域です)
今日の注目は、一昨日同様 黄色で示したベッタリと張り付く雲と、水色で囲んだ空白域の多さです。
そして、特筆すべきは、伊豆半島沖に扇方に広がっていく空間です。初めて見る現象です。
今日の雲の状態が、明日起こる地震の兆候を見ている可能性がありますので、
該当される地域の方は、一応の警戒をお願い致します。
最後に、今日の怪しい雲です。
20110303雲1
これらは、トルネードや稲妻雲が複合して出現した状態と見ますが、実に不思議な光景です。
ソース元は[ウェザーニュース]です。
◆ご承知の事とは存じますが、限られたデータから得られた情報です。
 参考程度に受け止めて下さい。
◆今日は読者から、電離層の変異に伴う、伝搬異常について情報提供がありました。
 普段は受信できない、千葉テレビが都内で映っていたそうです。

いつも同じ事ばかり言って申し訳ありませんが、
皆さまに於かれましては、引き続き今一段の警戒をよろしくお願い致します。
また、何か変化があればお知らせ致します。バイバイ