5/1 海水温変化による震源域想定

◆今日は、久々に子どもたちの居ない (学校、幼稚園) 静かな休日でした。
さて、今回は、
俄かに活発化した硫黄島について気になり、急遽、海水温解析を実施したものです。
4/29午後15:40 海上自衛隊硫黄島航空基地隊が硫黄島の北東沖の海面変色を確認
その後、昨晩4/30 0:45M4.9(D40km)、本日5/1 14:34M5.4(D130km)と発震しました。
発震時刻を確認すると、何れも魔のくぼみの時間帯での発震でした。
以下の波形は、防災科研F-net 【広帯域地震観測網で硫黄島から270km北北東にある
[父島観測点(OSW)]で、4/29 10:30頃に火山性微動を観測したものです。
震度の予測205
至近1週間の海水温変化について、画像を差分処理してカラー化したものが以下になります。
温度低下20120501D
(緑の線はプレート境界です)
◆全体的に、ここ2日間で太平洋側の更なる急激な温度上昇がありました。
 黄色で囲む震源域 は、M4クラス+遠洋のM5超で無感~震度1程度を表わします。

今日の注目は、硫黄島を含む小笠原海域の温度上昇は、言うまでも有りませんが、
福島~佐渡にかけての内陸部の強震度想定域です。
ここは、4/28の週間解析では消滅した震源域であり、今回 再び復活したことから、
要注意であると考えます。
また、伊勢湾~四国~九州の強震度想定域も復活しており、同様に要注意と考えます。

ここでの想定が、今から起こる地震の兆候を見ている可能性がありますので、
該当される地域の方は、一応の警戒をお願い致します。
◆ご承知の事とは存じますが、限られたデータから得られた情報です。
 参考程度に受け止めて下さい。
いつも同じ事ばかり言って申し訳ありませんが、
皆さまに於かれましては、引き続き今一段の警戒をよろしくお願い致します。
◆では、本日はこれにて失礼致します。バイバイ