フィリピンの群発地震をGR則で再び試算(その3)

これまで2度に渡りご紹介している、フィリピンの群発地震ですが、
依然として逼迫度は格段に高い事から、現在までのデータで再度試算を致しました。
現在までに、この群発域では、M7.6をふくめて、合計46回の地震が発生しました。
当初の試算時より、データ数は約2.5倍になりましたので、精度の向上が期待できます。

◆以下、地震の時系列とGR則の試算結果です。
GR_PRPfig3.jpg
ご覧のように、今回の解析でも、ほぼ1週間以内にM8.5の可能性を示唆しております。
◆更に、直感的に逼迫度が見える様に、時系列で発生確率を表示してみました。
GR_PRPfig3a.jpg
(この計算は、基本的に日本時間でやっておりますので、現地時間は-1hしてご覧下さい)
このグラフからは、M8.5の発生する可能性として、
9/10朝までに確率50%、9/12昼までに確率99%
ある事になります。

願わくば、この計算が外れる事を祈ります。

余震はいつまで続くのか?その389(磁気嵐スパイラル56)

日中、ツイートでお知らせしましたが、本日9/5 9時からの地磁気反応を確認しました。
磁気嵐解析729
今回は、太陽風速度の上昇と、太陽磁場Bzの反転が原因と考えます。
以下、磁気嵐ロジックの計算結果です。
現在の確率50%台(M7++対応)が9/7(金)深夜まで続きます。

 前回の50%台では、8/25十勝南部M6.1、8/27エルサルバドルM7.3がありました
磁気嵐解析730
ご覧のように、「ピーク」は3回、「魔のくぼみ」は6回、そして「急変点」は18回あります。
そして、磁気嵐の影響は9/12夜まで残ることになります。
これに基づき、予測表を更新します。
皆さまに於かれましては、引き続き今一段の警戒をよろしくお願い致します。
現在の日本の状況は、また、いつM6クラスが発生しても不思議ではありません。
(注)上下2段で一日分の予測時刻を表していますので、上下で順不同の場合があります
A 浦河沖、宮城沖、福島沖、千葉東方沖、駿河湾、広島北部、奄美大島
B 三陸沖、福島沖、茨城沖、千葉東方沖、奄美大島
C 秋田内陸、宮城沖、福島内陸、福島沖、茨城北部、和歌山北部
D 三陸沖、岩手沖、宮城沖、福島沖、茨城北部、茨城内陸、茨城沖、千葉東方沖
(A月出6h-)(B月出3h-)(C月出)(D南中3h-)
下 (A南中) (B南中3h+)(C月入)(D月入3h+)
磁気嵐解析731
凡例:背景色の意味(磁気嵐ロジックグラフと色合いを合わせました)
  元々は過去35年間分について磁気嵐によるM6超クラスの発生確率を調査したものですが、
  至近実績との比較により、ほぼ上記の相関関係が確認できましたので表記に採用しました。
◆赤字は「魔のくぼみ」、青字は「急変点」で要注意時間帯を表わします。
凡例:月齢相関に基づく記号
 ★ 特異日(確率3倍超)
 ☆ 注意日(確率2倍超)
 ◇予備日(平均確率)
 △平均以下の日
※予測誤差は±60分で、全有感地震の約70%以上が符合しております。
毎度で恐縮です、繰り返しになりますが、
くれぐれも、皆さまには、特に就寝環境(※)の再確認をよろしくお願い致します。
(※近くに落下物が無いないか、照明類を手の届く範囲に置くなど)
◆磁気嵐による地殻歪みは、必ずどこかに蓄積され、今もトリガーを待っています。
私に出来るのは、この後の災害が最小限になるよう祈る事のみです。
I pray for all the worlds.