TEC(電離圏全電子数分布)と地震の関係を観察中(その5)
毎度のお付き合いをありがとうございます。
NASAが公開しているTEC(電離圏全電子数分布)と地震の関係について、まだ観察中です。
以下は、初めて南米に高密度域が出現した9/25の想定震源域に本日分までのプロット。
(注)前回ご提示した想定域の閾値を最適化しております。
3日間のM5超は13回、カリフォルニアM6.2、チリM5.3、アフガニスタンM5.1 は想定震源域内だったものの、
正解は、たったの3回で、正解率23%と惨憺たる成績。 (アリューシャンM6.4も見えませんでした)
そして、本日9/27は、これまでで最大規模の高密度域の出現です。 以下は、その動画24時間分です。
(@mincsttyさんの作成したGIFファイルをダウンサイズしたものです)
ご覧のように、赤で示す高密度域が、南米~太平洋の全域とアジア~アフリカまで到達しております。
この画像を加算処理し、TECの停滞度合いが見える様に加工したものです。
(注)今回、精度向上の観点から 閾値を最適化し、演算対象を24hに拡大しました。
昨日に引き続き、TECに劇的な変化が現れました。私の予想は、またしても覆されました!
そして、今回の想定震源域は、ほぼ地球を1周する規模。 ますます目が離せなくなりました。
◆本日のように磁気嵐ロジックが最低レベルでも、蓄積した地殻歪は、ずっとトリガーを待っています。
(今朝8:40アリューシャンM6.4ですが、発生時刻は一応 Aグループの8:51に対応と考えます)
では、引き続きの観察を続けたいと思います。
今夜は、これにて失礼いたします。