4/11 海水温変化による震源域想定
本日夕方 4/11 17:38(JST)にスマトラ沖でM8.6 (D=23km)の地震がありました。
USGSによると、人口33万人がメリカル震度5の揺れに襲われたようです。
私の知る限りでは、一番情報の早い下記のリンクでも、詳しい被害情報はまだありませんが、
現地リポートによると、その強い揺れは少なくとも4分間以上は、続いていたようです。
ソース元 [earthquake report in the World/世界の地震情報]
また、PTWC(太平洋津波警報センター)では、インド洋一帯に「津波警報」を発令しております。
これによる、日本への津波の心配は無い様です。
私の考案した簡易震度計算では、一番近い Satia baktiでは、震央から380kmの距離で、
S=Log10(10^(1.5*M8.6)/(380km/5)^2)/1.5 = 6.09 は、日本の震度6弱~6強に相当します。
やはり、かなりの被害が予想されます。
そして、これに続くように、日本でも不可思議な動きがありました。
以下の様に、18:05頃 九州から始まって18:15頃まで 10分間も日本全国が揺れていたのです。
計算すると、スマトラ沖~九州の5,100kmをS波が3km/sで伝わると、約28分で日本に到達します。
つまり、17:38+0:28=18:06となって、この揺れは スマトラ沖地震のS波だあったと考えられます。
さて、話を日本に戻しますと、本日の有感地震は、まだ3回です。
なお、[Hi-netデータ] からは岩手・宮城・福島沖に加えて、震源が日本全国に散らばっております
では、今日までの海水温の変化です。(4/5-4/11)
この画像を差分処理してカラー化したものが以下になります。
上の動画と良く見比べてご覧いただくと、その傾向が次第に見えてくると思います。
(緑の線はプレート境界です)
◆北海道~関西まで、強震度を想定する震源域が数多くあります。
今日は、日本海側の水温が急激に下がっております。
関西以西でも、伊予灘 ・日向灘・薩摩~沖縄にかけて、強震度域が点在しています。
なお、黄色で囲む震源域は、M4クラスの可能性を示しております。
今日の注目は、
伊勢湾~若狭湾、大阪湾の強震度想定域です。
やはり、4/6先週末の想定には無かった震源域ですので、要注意です。
ここでの想定が、明日以降起こる地震の兆候を見ている可能性がありますので、
該当される地域の方は、一応の警戒をお願い致します。
◆ご承知の事とは存じますが、限られたデータから得られた情報です。
参考程度に受け止めて下さい。
いつも同じ事ばかり言って申し訳ありませんが、
皆さまに於かれましては、引き続き今一段の警戒をよろしくお願い致します。
では、また。