余震はいつまで続くのか?その279(磁気嵐スパイラル68)

笑顔 毎度のお付き合いをありがとうございます。
次の磁気嵐は、明日2/27の未明まで無いと思っておりましたが、また不意を突かれました。
夕方から、また磁気嵐による地磁気の反応がありました。(またコロナホールの影響か?)
磁気嵐解析325
現在の地磁気圏の様子は、[NICT:リアルタイム磁気圏シミュレーション]で確認できます。
以下、これによる磁気嵐ロジックの計算結果です。
磁気嵐解析326
ご覧のように、「ピーク」は4回、「魔のくぼみ」は3回、「急降下」は3回です。
総じて見れば、磁気嵐の影響は3/4午後まで残ることになります。
これに基づき、予測表を更新します。
皆さまに於かれましては、引き続き今一段の警戒をよろしくお願い致します。
現在の日本の状況は、また、いつM6クラスが発生しても不思議ではありません。
(注)上下2段で一日分の予測時刻を表していますので、上下で順不同の場合があります
A 浦河沖、宮城沖、福島沖、千葉東方沖、駿河湾、広島北部、奄美大島
B 三陸沖、福島沖、茨城沖、千葉東方沖、奄美大島
C 秋田内陸、宮城沖、福島内陸、福島沖、茨城北部、和歌山北部
D 三陸沖、岩手沖、宮城沖、福島沖、茨城北部、茨城内陸、茨城沖、千葉東方沖
(A月出6h-)(B月出3h-)(C月出)(D南中3h-)
下 (A南中) (B南中3h+)(C月入)(D月入3h+)
△ 2/26(日)00:52 03:53 06:54 10:42
-----13:43 16:43 20:38 23:39

△ 2/27(月)01:11 04:12 07:13 11:13
-----14:14 17:14 21:20 –:–

△ 2/28(火)01:35 04:36 07:37 11:47
-----14:48 17:49 22:04
 00:21
◇ 2/29(水)02:13 05:13 08:13 12:30
-----15:30 18:30 
22:56 01:05
△ 3/ 1(木)03:08 06:07 09:06 13:27
-----16:26 19:25 23:58
 01:55
◇ 3/ 2(金)04:10 07:09 10:08 14:29
-----17:28 20:27 –:– 02:57

△ 3/ 3(土)05:18 08:17 11:16 15:33
-----18:32 21:31
 01:00 03:59
△ 3/ 4(日)06:33 09:32 12:30 16:40
-----19:38 22:37 02:00 04:58
凡例:月齢相関に基づく記号
 ★ 特異日(確率3倍超)
 ☆ 注意日(確率2倍超)
 ◇ 予備日(平均確率)
 △ 平均以下の日
凡例:文字色の意味
  元々は過去35年間分について磁気嵐によるM6超クラスの発生確率を調査したものですが、
  その後の実績との比較により、ほぼ以下の相関関係が確認できましたので表記に採用しました。
青字は、確率15%以上を表わし、M5クラス発生の可能性があります
緑字は、確率20%以上を表わし、M5~6発生の可能性があります
紫字は、確率30%以上を表わし、M6クラス発生の可能性があります
赤字は、確率40%以上を表わし、M7クラス発生の可能性があります
◆黒太字は「魔のくぼみ」で要注意時間帯を表わします。
※予測誤差は±60分で、全有感地震の約70%以上が符合しております。
毎度で恐縮です、繰り返しになりますが、
くれぐれも、皆さまには、特に就寝環境(※)の再確認をよろしくお願い致します。
(※近くに落下物が無いないか、照明類を手の届く範囲に置くなど)
◆ところで、この予測表は日本時間で記載していますが、これまでの実績と照らし合わせると、
 特に「ピーク」と「魔のくぼみ」の時間帯については、世界のM6~7クラスの地震発生時刻と
 ほぼ符合しているのが判ると思います。(グラフを良くご覧ください)
 これは、磁気嵐の影響が全地球規模で同時に現れるため、時差の考慮を必要としない事に依ります。
 ただし、個々の時刻については、潮汐力のベクトル方向に依存するため、時差の考慮が必要です。
 詳しくは、別の機会にお話ししたいと思います。

また何か変化があれば、お知らせ致します。バイバイ

今日2/26の衛星画像(動画付き)

今日は、台湾とロシアで4時間の間にM6~7クラスの直下型地震があり驚きました。
台湾は大きな余震が無い様ですが、ロシアはM5クラスの余震が少なくとも3回は確認されています。
今のところは、幸いにも、両国ともに、大きな被害の情報は無いようですが、今後が心配です。
国内ですが、現在までに有感地震が9回で、ほぼ至近平均の12回ペースです。
一方、[Hi-netによる震源情報]では、
24hの地震回数N=354と、至近一週間平均480回を25%も下回っております。
では、今日の気象衛星の画像をアップします。(2/26 8:30-16:00)
20120226anime.gif
この画像を加算処理したものが以下になります。
20120226定在波
上の動画と良く見比べてご覧いただくと、その傾向が次第に見えてくると思います。
(緑の線はプレート境界です)
◆今日も雲は多めですが、いくつかの特徴が見えました。
オレンジの線(点線)は、季節風に逆らって、定在波として残っている部分ですが、
北海道から九州までの太平洋側に多数見られます。
(点線は季節風との識別が微妙な海域です)
今日の注目は、北海道、東北、東海の定在波の内側にある水色で囲んだ空白域です。
特筆すべきは、三陸沖アウターライズの空白域が復活しております。
また、伊豆諸島~東海・南海トラフに広がる空白域は、これまでで最大の大きさです。
今日の雲の状態が、明日起こる地震の兆候を見ている可能性がありますので、
該当される地域の方は、一応の警戒をお願い致します。
今日の怪しい雲は、見当たりませんでした。
ソース元は[ウェザーニュース]です。
◆ご承知の事とは存じますが、限られたデータから得られた情報です。
 参考程度に受け止めて下さい。
いつも同じ事ばかり言って申し訳ありませんが、
皆さまに於かれましては、引き続き今一段の警戒をよろしくお願い致します。
また、何か変化があればお知らせ致します。バイバイ

ロシア南部で直下型M6.8の地震発生!

速報です。
今度は 2/26 15:17(JST)ロシア南部でM6.8(D=11km)の直下型地震が発生しました。
USGS64.jpg
震源の東50kmのSaryg-Sep(人口5,000人)では、メリカル震度8の揺れが襲ったようです。
私の知る限りでは、一番情報の早い下記のリンクでも、被害情報は全く伝わってきておりません。
ソース元 [earthquake report in the World/世界の地震情報]
私の考案した簡易震度計算では、
S=Log10(10^(1.5*M6.8)/(11km/5)^2)/1.5 = 6.34 は、日本の震度6強~7に相当
相当の被害が予想されます。
グラフ参照 [マグニチュードと震源深さによる震度の簡易算出式について]
ともかくも、死傷者の出ない事を祈ります。
その後、同じ場所で15:52(JST)にM4.9(D=10km)の余震と見られる、地震が発生しております。

台湾で都市直下型M5.9の地震発生!

速報には遅いですが、
本日2/26 11:35(JST)台湾南部でM5.9(D=22km)の都市直下型地震が発生しました。
(日本の気象庁では、M6.1としているようです)
USGS63.jpg
台湾南部の台南市(人口11万人)では、メリカル震度5の揺れが約20秒間続いたようです。
被害情報は、今のところありませんが、高速鉄道は運行が停止されているようです。
ソース元 [earthquake report in the World/世界の地震情報]
私の考案した簡易震度計算では、
S=Log10(10^(1.5*M5.9)/(22km/5)^2)/1.5 = 5.04 は、日本の震度5強に相当
かなりのダメージが予想されますので、情報がまだ伝わって来ていないものと思われます。
グラフ参照 [マグニチュードと震源深さによる震度の簡易算出式について]
魔のくぼみ」に相当する時間帯での地震発生でした。
大きな被害が無いことを祈ります。

予測A,Bロジックの気になる空白(その4)

笑顔皆さま、お早うございます。
2/24「予測A,Bロジックの気になる空白(その3)」でご紹介した空白について、
再度精査しましたので、ご覧ください。
以下の図に示すように、
佐渡でM5.7があった時は、空白(R)のあった5日後での発震でした。
震度の予測180
今回の空白(S)を上記条件に当てはめると、2/28にM5.52と出ました。
(前回想定した地震規模の誤差はM0.13でした)
2/28は、現在の予測表でも「魔のくぼみ」があり、可能性は十分にあると思います。
あとは、これが内陸部の直下型でないことを祈ります。
また何か変化があれば、お知らせ致します。バイバイ