海水温変化による震源域想定の検証と次の震源域について(その29)
毎度のお付き合いをありがとうございます。
さて、このシリーズも第29回目となりました。
(昨年末から毎週末に約6ヶ月続いており、M4以上で1週間検証し 平均正解率は8割程です)
解説:[海水温度分布★の平年差]の2週間の変化について、画像処理ソフトで差分を取り、
次の震源域を想定します。(14日間の至近3日平均からその前11日平均を差し引く演算です)
これまでの実績からは、温度変化の境界付近で温度低下側に震源が符合しております。
また、実績から、温度変化の大きな海域も想定域としております。
★海上保安庁のデータに切り替えてから、正解率がグンと上がりました。
・図中に数字や境界線が入らないので、演算の邪魔にならないこと。
・瀬戸内海も表示できるので、より綿密な解析が出来ること。
・当日分まで反映されていること。 等々
以下は、先週6/16にご紹介した震源域想定に、その後1週間の実績をプロットしたものです。
この間M4超の地震は20回、内16回が想定範囲でした。正解率80%。(今週は合格です)
予想から外れた4回は、三陸はるか沖での発震でした。
そして、次の震源域の想定は、以下の通りです。
(先週から急変し、太平洋側の水温が急激に上昇しております)
◆今週の注目は、再び復活した東日本の強震度想定域です。
他にも、北海道と伊勢湾にも強震度想定域があります。
◆伊豆半島沖と豊後水道(四国~九州)については、
2週間続けてのランクインです。
では、また何か変化があれば、お知らせ致します。