余震はいつまで続くのか?その203 (磁気嵐スパイラル)
毎度のお付き合いをありがとうございます。
今日は、M6クラスが2回も発生すると言う、至近では9/17以来の異例の日となりました。
早朝の 4時24分福島県沖M6.0震度4に始まり、先ほどの 19時25分浦河沖M6.1震度5弱が
最大震度となりました。
両者とも、震源域の深さは30kmで同じですが、沿岸からの距離が福島は60km、浦河沖は40kmであり、
深さ30kmとの斜辺で見ると、それぞれ67km、50kmの差があり、地震のエネルギー減衰が距離の2乗
に反比例すると考えれば、(67/50)^2=1.8倍の差となります。
また、M6.0とM6.1の差は 10^(1.5*(6.1-6.0))=1.41倍で、到達エネルギーは、1.8*1.41=2.54倍の差と
なり、計算上では Log(10^(1.5*s4.0)*2.54)/1.5=s4.27と、計測震度で約0.3の差となります。
計測震度の定義では、震度4=s3.5~4.4、震度5弱=s4.5~s4.9なので、仮に福島がs4.2程度であれば、
浦河沖はs4.5で、ギリギリ震度5弱となります。(少々こじ付け気味ですが)
また、浦河沖では、これまで逆断層型の地震としてAグループに分類しましたが、今回はスリップ角が
120度で、90度から30度(2h相当)ずれており、Dグループに近い時間帯で発生したものと解釈します。
(本来は予測表の11/25 00:13のものが2h早まり、またマグニチュードが大きいため、更に早まったと)
一方、Hi-netによる24hの地震発生回数N=476は、至近の平均回数をも下回り、急激に減っております。
さて、久し振りにロジックのグラフを登場させました。
11/8の沖縄M6.8の際に「余震はいつまで続くのか?その188 (リセットは見送り)」では、沖縄が
東日本の余震域から余りにも離れているため、予測A,Bともにリセットを見送ることにしました。
既にお気づきと思いますが、グラフでは 予測BがM6.7に達していました。
今日のM6.0とM6.1を合成しても、Log(10^(1.5*6.0)+10^(1.5*6.1))/1.5=M6.3で、これまでの誤差範囲
±M0.3を超えており、この後、M6.5程度の更なる地震があっても不思議ではありません。
そして最低でも、今回の磁気嵐の影響は、11/29の朝まで続くことになります。(正にスパイラルです)
引き続き、皆さまには、いつ大きな揺れが襲ってくるかもしれませんので、十分な備えをお願い致します。
※M7超の震源が横ずれ断層となるのは、非常に稀ですので、予測時刻に近い時間帯で発生するものと、
考えております。
また、M5超では予測時刻より1h早い時間帯に若干のピークが確認されております。
(注)上下2段で一日分の予測時刻を表していますので、上下で順不同の場合があります
A 浦河沖、宮城沖、福島沖、千葉東方沖、駿河湾、広島北部
B 三陸沖、福島沖、茨城沖、千葉東方沖
C 秋田内陸、宮城沖、福島内陸、福島沖、茨城北部、和歌山北部、
D 三陸沖、岩手沖、宮城沖、福島沖、茨城北部、茨城内陸、茨城沖、千葉東方沖
上(A月出6h-)(B月出3h-)(C月出)(D南中3h-)
下 (A南中) (B南中3h+)(C月入)(D月入3h+)
◇11/24(木)–:– 01:41 04:40 06:54
-----09:53 12:52 15:02 18:01
◇11/25(金)00:13 03:11 06:10 08:13
-----11:12 14:11 16:12 19:10
△11/26(土)01:03 04:03 07:03 09:02
-----12:03 15:03 17:02 20:02
△11/27(日)02:03 05:03 08:03 10:03
-----13:04 16:04 18:06 21:06
△11/28(月)02:38 05:38 08:38 10:45
-----13:45 16:46 18:56 21:56
△11/29(火)03:07 06:08 09:08 11:24
-----14:25 17:25 19:47 22:48
△11/30(水)03:31 06:32 09:32 12:00
-----15:01 18:01 20:35 23:36
凡例
★ 特異日(確率3倍超)
☆ 注意日(確率2倍超)
◇ 予備日(平均確率)
△ 平均以下の日
青字は、磁気嵐とリンクし発生確率15%以上を表わしています
緑字は、20%以上の、より確率の高い時間帯を表わします。
紫字は、30%以上の、特に確率の高い時間帯を表わします。
なお、最長の250h後も考慮すれば、今回の磁気嵐による影響は12/1頃まで残るものと考えます。
※予測誤差は±60分で、全有感地震の約70%以上が符合しております。
毎度で恐縮です、繰り返しになりますが、
くれぐれも、皆さまには、特に就寝環境(※)の再確認をよろしくお願い致します。
(※近くに落下物が無いないか、照明類を手の届く範囲に置くなど)
また、何か変化があれば、お知らせしたいと思います。
では、また。